拭き取り化粧水おすすめランキング！汚れ・角質を綺麗に落としてニキビも防ぐ化粧品8選

クレンジングや洗顔では落としきれなかった汚れや古い角質をしっかり落として、つるすべ肌が叶う拭き取り化粧水。

普段のスキンケアにプラスするだけで、黒ずみ毛穴やニキビが予防できるだけでなく、基礎化粧品の浸透をアップさせて、スキンケア効果を一層感じられるようになります。

おすすめの拭き取り化粧水ランキングからお気に入りの一品を見つけて、ワンランク上のなめらか美肌を目指しましょう。拭き取り化粧水の効果的な使い方もチェック！

この記事で紹介する拭き取り化粧水一覧！

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1,拭き取り化粧水って何？どういう効果が期待できるの？

そもそも拭き取り化粧水とは何なのでしょうか？まず、一般的な化粧水との役割の違いを確認しておくために、肌の構造について簡単に見ておきます。

私たちの肌の一番上あるのが「表皮」です。表皮は上から順に角質層、顆粒層（かりゅうそう）、有棘層（ゆうきょくそう）、基底層の4層から成っています。

なかでも角質層は、肌のうるおい保持と、乾燥や紫外線ダメージ、ウイルスの体内への侵入を防ぐバリアの役割をになっています。

普段のスキンケアに使用する一般的な化粧水は、保湿化粧水です。保湿化粧水は、その名の通り肌の「保湿」を役割としていて、この角質層のすみずみに水分を補給。

角質層がうるおいで満たされると、乾燥でかたくなった肌が柔らかくなり、後から使う美容液や乳液の美容成分の浸透がアップします。

それでは次に、拭き取り化粧水の役割を見ていきましょう。拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落としきれなかったメイク汚れや古い角質、余分な皮脂を取り除き、クリアな肌に整える役割があります。

洗顔で落としきれなかった汚れや古い角質が肌に蓄積すると、さまざまな肌トラブルに悩まされかねません。

• 肌が硬くなりごわつく
• 肌がくすんでお疲れ顔に
• ニキビができやすくなる
• 毛穴詰まりによって角栓や黒ずみができる

以上のような肌悩みがある人は、いつものスキンケアに拭き取り化粧水のひと手間をくわえて、肌にたまった汚れや古い角質のケアをしてみてはいかがでしょうか。

拭き取り化粧水の効果や正しい拭き取り方を理解して使用すれば、素肌美人が目指せます。上手に拭き取り化粧水を活用しましょう。

それでは拭き取り化粧水の効果とメリットを具体的に見ていきましょう。

1-1,拭き取り化粧水に期待できる効果とメリット

拭き取り化粧水で、余分な皮脂や洗顔で落とせなかった汚れ、古い角質を取り除くと、なぜなめらかな肌に整うのでしょうか。肌のメカニズムと合わせてチェックしておきましょう。

クレンジング・洗顔のすすぎ残しを除去

拭き取り化粧水は肌に不要な油脂や汚れを適度に取り去り、油脂が酸化するのを防ぐ効果が期待できます。

クレンジング剤や洗顔料のすすぎ残しは、肌荒れや吹き出物などの、肌トラブルの原因。特に、クレンジング剤や洗顔料の洗浄成分である「界面活性剤」は、肌への刺激になる場合が多いので注意したい成分です。

習慣として行う洗顔ですが、しっかりすすいでいるつもりでも、こめかみや小鼻、フェイスラインなどは洗浄剤が残りやすくなります。

拭き取り化粧水は、肌に残ってしまったクレンジング剤や洗顔料を取り除き、不要な肌トラブルから肌を守ってくれるのです。

とくに、とろみの強いクレンジングオイルやクリームタイプのクレンジングなど、肌に油分が残りやすいアイテムを使用する場合は、洗顔後の肌に不要な油脂が付着している可能性があります。

油脂は古くなると酸素や紫外線、ストレスなどが原因で酸化されて、過酸化脂質に変化。過酸化脂質は色素沈着を起こすので、しみやくすみの原因に。

また、過酸化脂質は表皮の下にある「真皮」にもダメージを与えます。真皮には、肌のハリや弾力を司るコラーゲンやエラスチンなどの成分が存在しますが、過酸化脂質によってそれらは破壊されてしまい、肌のたるみやシワなど老化が進行。

洗顔後は乳液やクリームで適度な油分を補うので、クレンジング剤の油脂が残っていると、スキンケアで肌は油分過剰になってしまい、正しいケアを行っても効果が実感しにくくなります。

拭き取り化粧水を正しく使えば、スキンケアの効果を最大限に発揮できるように整えることが可能です。

古い角質を除去してターンオーバーを促進

拭き取り化粧水は軽いピーリング作用があるため、古い角質を除去してターンオーバーを促進する効果が期待できます。

人間の肌には本来、表皮の一番下にある基底層を起点に細胞が生まれ変わるサイクルがあり、古い角質が垢としてはがれ落ちる仕組みが備わっています。

これを「ターンオーバー」と言いますが、ターンオーバーが滞ると、くすみやしわ、肌の乾燥の原因になりかねません。

一般的にターンオーバーのサイクルは20代で約28日と言われ、30代では約40日、40代では約55日と加齢により滞ってサイクルが長くなります。

その他、乾燥や紫外線ダメージ、ストレス、間違えたスキンケアなどが原因でサイクルが長くなる場合も。

ターンオーバーが滞ると、角質層の保湿を司る「天然保湿因子（NMF）」や「細胞間脂質」が減少して、肌の水分を保持できなくなります。

さらに、紫外線や外気の乾燥ダメージを受けやすくなり、肌内部の水分が失われやすい状態に。

肌内部の水分が失われて乾燥した肌は、さらにターンオーバーが滞ります。そして、古い角質が垢となって剥がれ落ちずに蓄積するため、肌は硬くごわごわに。

硬くなった肌は、基礎化粧品の水分や美容成分が角質層まで浸透しにくくなります。

すると、スキンケアをしても肌にうるおいがチャージざれず、一層ターンオーバーが滞るという悪循環に陥りかねません。

そんな悪循環を引き起こさないために活躍するのが、拭き取り化粧水です。拭き取り化粧水で古い角質を取り除けば、スキンケアで補う美容成分が角質層にきちんと届きやすい状態に。

うるおいに満たされた肌はターンオーバーが促進されて、トラブルの少ないすこやかな肌状態を保てます。

また、拭き取り化粧水の中には、ターンオーバーを促す成分が配合されている場合もあるので、後から補う基礎化粧品と相乗効果が期待できますよ。

古い角質の蓄積によるくすみと毛穴づまりを予防

拭き取り化粧水は古い角質を取り除き、くすみ改善と毛穴づまりの予防効果も期待できます。

剥がれ落ちるはずの角質が蓄積すると、角質が厚くなる「角質肥厚（かくしつひこう）」を引き起こします。角層が積み重なって肌表面が厚くなるので、肌の透明感が無くなりくすみの原因に。

また、古い角質は皮脂が混じって毛穴にできる「角栓」の原因にもなるので注意しましょう。

古い角質が毛穴にたまると、毛穴の出口が狭くなります。 行き場を失った皮脂が毛穴内にたまり、やがて古い皮脂と交じり合うことで角栓に変化。徐々に大きくなって毛穴から角栓がニョキッと飛び出すことになるのです。 拭き取り化粧水を使えばデイリーケアで古い角質をオフできるので、肌の透明感を守ったり、角栓による肌のざらつきを防げます。

余分な皮脂を取ってニキビを予防

過剰な皮脂分泌が原因で10代にできる「思春期ニキビ」、ターンオーバーの乱れや不規則な生活、ストレスが原因で20代以降にできる「大人ニキビ」。いずれのニキビも適切な皮脂ケアをすることで予防ができます。

まず、ニキビができるメカニズムをチェックしていきましょう。ニキビは、過剰な皮脂、毛穴の詰まり、アクネ菌の3つの要素がそろうとできてしまいます。

ニキビを引き起こす皮脂と毛穴のつまりの原因は、思春期ニキビと大人ニキビで異なるので理解しておきましょう。

種類	皮脂分泌が増える原因	毛穴が詰まる原因	スキンケアなど
思春期ニキビ	男性ホルモンが増えて、皮脂の分泌が盛んになる	肌が未成熟なため、毛穴の外に皮脂をうまく排出できない	・肌を清潔に保つ ・化粧水はさっぱりタイプを選ぶと良い
大人ニキビ	疲れ、ストレス、偏った食事、睡眠不足など	ターンオーバーが乱れて角質肥厚になる⇒角栓ができる⇒毛穴が詰まる	・古い角質や余分な皮脂を肌にためない ・肌状態に合わせて保湿をきちんと行う ・生活習慣を見直す ・ストレスを解消する

毛穴の出口が詰まると、外に排出されなくなった皮脂が毛穴の内部にたまっていきます。この時、皮膚がぽこっと盛り上がって、白っぽく見えるのが「白ニキビ」です。

白ニキビは初期段階で、徐々に皮脂をエサにしてニキビ菌と呼ばれる「アクネ菌」が増殖。アクネ菌は刺激性物質の活性酸や遊離脂肪酸を生産し、肌が炎症を起こして「赤ニキビ」になります。

さらに炎症がすすむと、増えすぎたアクネ菌を減らすため毛穴に白血球が集まり、アクネ菌を攻撃。すると、さらに炎症が広がり、酷くなると赤くはれたり膿んだりして重症化します。

ニキビの炎症がひどくなると毛穴の皮膚組織が破壊されるので、ニキビが治った後も色素沈着やクレーターのように皮膚が凹んで、ニキビ跡として残ることも。

ニキビは目立つようになるまで気づかないことがほとんどです。しかし、毛穴の内部では着々と炎症が進行している可能性も。

ただし、ニキビや日中のべたつき、テカリの原因になるからと言って、皮脂を悪者扱いするのはNG。適度な皮脂は「皮脂膜」を作り肌のうるおいを守るために必要となります。

皮脂膜は角質層の中の水分を守るベールの役割があります。皮脂膜は皮脂と汗がまじりあって作られるので、適度な皮脂が肌に残っていないと肌の水分はどんどん蒸発しかねません。

乾燥は毛穴のつまりや皮脂の過剰分泌につながるので、皮脂の取り過ぎはニキビをつくる原因になると心得ましょう。

拭き取り化粧水は、肌のうるおいを守りながら、過剰に分泌される皮脂をオフできる点が魅力です。

軽いメイク落としや朝の洗顔にも使用OK

フェイスパウダーのように「油分が少なく肌への密着度が低いコスメ」を使用した軽いメイクなら、拭き取り化粧水でも落とせる場合があります。

クレンジングや洗顔は、肌内部の保湿成分が流出しやすく肌の乾燥を引き起こしたり、洗浄剤が肌に刺激になったりする場合があります。

ナチュラルメイクの日は肌への負担が大きいクレンジングや洗顔は避けて、肌を労わるために拭き取り化粧水でメイクを落としてみましょう。

また、朝寝坊して時間がないときや肌の乾燥が気になるときは、朝の洗顔を拭き取り化粧水で済ませるのもおすすめ。

前の晩のスキンケアの酸化した油分や、就寝中の汗や皮脂、顔に付着した汚れをさっぱりオフできます。

朝、拭き取り化粧水を使うと古い角質も取り除けるので、メイクのノリとモチがUPしますよ。

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2,拭き取り化粧水の選び方を解説！

拭き取り化粧水を選ぶポイントは2つです。

商品情報

• ポイント1 「自分の肌にあった成分配合かどうか」…皮脂の分泌が多いか、乾燥しているかなど、肌質ごとに配合成分の選び方が異なります。
• ポイント2 「肌あたりのやさしいコットンを選ぶ」…肌に直接触れるコットンは刺激になりにくいものを選ぶのが大切です。

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1,自分の肌質に合った拭き取り化粧水を選ぶ

皮脂の分泌量、肌の乾燥レベル、ニキビの有無、肌が敏感かどうかなど「肌質」や「肌状態」をきちんと見極めて拭き取り化粧水を選びましょう。

例えば、乾燥肌の人がさっぱりタイプの拭き取り化粧水を使うと、皮脂を取り過ぎて乾燥が悪化する可能性があります。また、肌が敏感なときに刺激になりやすいアルコール配合の拭き取り化粧水を使うと、肌荒れの原因になりかねません。

まずは自分の肌質と肌状態をチェックしておきましょう。目安を表にしたので参考にしてくださいね。

【肌質チェック】

肌質	肌の皮脂量と乾燥	拭き取り化粧水はどのタイプ？
普通肌	・顔全体にうるおいを感じる ・Tゾーンはやや皮脂量が多く、化粧崩れしやすい	さっぱりタイプ
脂性肌	・顔全体が皮脂でべたつく、テカる ・毛穴の開きが目立つ ・ニキビができやすい	さっぱりタイプ
混合肌	・Tゾーンの皮脂量が多く、化粧崩れしやすい ・頬にかさつきを感じる	Tゾーンの部分使いでさっぱりタイプを。顔全体に使うなら保湿成分も多く配合されていると〇
乾燥肌	・肌のかさつきやざらつきがある ・肌のツヤがない ・目元や口元のしわができやすい ・肌のツッパリ感が強い ・皮脂がほとんど出ない	低刺激かつ保湿成分配合のタイプ
乾燥性脂性肌 （インナードライ）	・顔全体が皮脂でべたつくのに肌の乾燥を感じる ・ニキビができやすい ・洗顔後、スキンケアをしないと突っ張るが、時間とともに皮脂分泌が増える	低刺激かつ保湿成分配合のタイプ

【肌状態チェック】

肌状態	肌の様子	拭き取り化粧水はどのタイプ？
健康肌	・肌が強く、化粧品でかぶれることはない ・肌のキメが細かく、毛穴も目立たない ・肌がふっくらしている	肌質に合わせて選ぶと〇
敏感肌	・肌に合わないと感じる化粧品が多い ・ぬるま湯洗顔でもしみることがある ・ホルモンバランスの乱れ、ストレス、環境の変化で肌が荒れやすい	低刺激かつ保湿成分配合のタイプ
ニキビ肌	・皮脂が多くニキビができやすい ・乾燥する頬にニキビができる	・脂性肌でニキビができるならさっぱりタイプ ・乾燥肌でニキビができるなら保湿成分が多いタイプ
疾患がある肌 （アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎など）	・化粧品でかぶれや吹き出物ができる ・慢性的なニキビがある ・肌に炎症がおきている	使用は控える。使う前に皮膚科医に相談を

より詳しく自分の肌を知りたいときは、化粧品カウンターで肌質を測定してもらうのがおすすめです。

それでは、肌質や肌状態ごとにおすすめの成分を見ていきましょう。

脂性肌・普通肌・ニキビ肌にはさっぱりするものを

肌に適度な皮脂がある普通肌、皮脂分泌が多い脂性肌やニキビ肌の人は、古い角質と余分な皮脂をしっかりオフできるタイプの拭き取り化粧水を選びましょう。

ただし、肌の乾燥が原因で大人ニキビができている場合は、さっぱりタイプの拭き取り化粧水は不向きなので注意が必要です。

クリアな肌に整えるおすすめの成分を紹介します。

アルコール（エタノール）

アルコールは、皮脂や汚れの除去、肌のひきしめ、清涼作用によるさっぱり感を出す成分。殺菌作用、水や油に溶けにくい成分を溶かすために利用されます。

目的に合わせて化粧品への配合濃度が変わり、「皮脂や汚れの拭き取り」を目的とする場合、化粧水の約25％前後配合されます。殺菌作用があるため、増えたアクネ菌にも効果的。拭き取り化粧水でニキビ予防もしたいという人におすすめです。

ただし、アルコールには揮発性があるため、アルコールが蒸発するときに肌の水分を奪って肌の乾燥がすすんだり、刺激を感じたりする場合があります。

普通肌、脂性肌の人であっても体調や季節の変わり目で肌がゆらぎやすい人は、注意が必要な成分です。

【表示名】エタノール

AHA酸（フルーツ酸）

AHAは緩やかなピーリング作用を保つ成分。角質細胞同士のつながりを弱めて古い角質をオフ、角質肥厚や毛穴詰まりを防ぐ効果があるとして人気です。

また、肌のターンオーバーをサポートするので、肌の乾燥改善や、シミの原因になる「メラニン」の排出促進ができるのも魅力。

くすみやニキビ、角栓に悩んでいる人や、拭き取り化粧水が初めての人におすすめの成分です。

AHAは「アルファヒドロキシ酸」の英語表記のイニシャルの略称。フルーツにも含まれる成分なので「フルーツ酸」とも呼ばれます。

「拭き取り化粧水おすすめランキング」の第1位、第5位、第7位のアイテムに配合されています。気になる人はチェックしてみてくださいね。

【表示名】グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸など

グリチルリチン酸

グリチルリチン酸は甘草根エキスの主成分で、消炎作用や抗アレルギー作用があります。アクネ菌が増えるのを抑えるので、ニキビ予防におすすめ。

その他、ニキビが出て赤くはれたり膿んだりしている場合にも、ニキビの炎症をやわらげる効果が期待できます。

特にニキビトラブルに悩んでいる人は、グリチルリチン酸が有効成分として一定の濃度で配合された「医薬部外品」を選ぶと良いでしょう。

ちなみに、グリチルリチン酸は種類が多く、水に溶けやすく化粧水などに配合される「グリチルリチン酸2K」や、油に溶けやすくクリームなどに配合される「グリチルレチン酸ステアリル」などがあります。

拭き取り化粧水にはグリチルリチン酸2Kが配合されることがほとんどです。医薬部外品の場合は「グリチルリチン酸ジカリウム」と名称が変わるので、覚えておきましょう。

【表示名】グリチルリチン酸、グリチルリチン酸2Kなど

敏感肌や乾燥肌は低刺激で保湿成分が配合されたものを

拭き取り化粧水の役割は、古い角質や余分な皮脂を取り除くことです。そのため、多くの拭き取り化粧水に「角質を柔らかくする成分」が配合されています。

しかし、乾燥肌や敏感肌の場合、肌はとてもデリケートな状態で刺激を感じることも。

低刺激と記載された拭き取り化粧水や、刺激になりやすいアルコールが無配合の「アルコール（エタノール）フリー）」のタイプを選ぶと良いでしょう。

また、乾燥肌や敏感肌は肌内部のうるおいを保持できなくなっているので、保湿成分が配合された拭き取り化粧水がおすすめです。

「三大保湿成分」と呼ばれる高保湿成分を紹介します。

ヒアルロン酸

1gで6Lもの水分を保持できるヒアルロン酸は、プチプラからデパコスまで多くのアイテムに配合される人気の美容成分です。

化粧品に配合されるヒアルロン酸には、いくつか種類があります。代表的なのは次の3つです。

ヒアルロン酸ごとに水分を保持する力や保湿する場所が異なります。したがって、複数のヒアルロン酸や、他の保湿成分と合わせて配合されていると、よりしっかり肌のうるおいを守ることが可能です。

ちなみに「拭き取り化粧水おすすめランキング」の4位と5位のアイテムに配合されています。また、2つの商品はアルコールも入っていないので、乾燥肌と敏感肌の人はぜひチェックしてみてくださいね。

【表示名】ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解ヒアルロン酸（浸透型ヒアルロン酸のこと）、アセチル化ヒアルロン酸（スーパーヒアルロン酸のこと）

コラーゲン

コラーゲンは肌表面に保水性にすぐれた膜を作って、肌のうるおいを守る成分です。通常、化粧品に配合されるコラーゲンは、角質層には浸透せずに肌の表面を保湿します。

しかし、近年は研究が進み、分子を小さくした低分子コラーゲンが登場しました。低分子コラーゲンは、角質層にしっかり浸透して、肌の内部のうるおいを守って、乾燥でかたくなりがちな肌を柔らかく整えます。

【表示名】水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、アテロコラーゲンなど

セラミド

数ある保湿成分の中で、「最強の保湿力」と言われるセラミド。セラミドは、人間の肌の角質層にある「細胞間脂質」の主成分でもあり、水分をはさみ込むようにして保持します。

化粧品に配合されるセラミドは、大きく4種類です。

• ヒト型セラミド…酵母などから作られる。肌への浸透力にすぐれる
• 天然セラミド…動物から抽出される。保湿力が高い
• 植物性セラミド…植物から抽出される。保湿力はヒト型セラミドと天然セラミドより弱い
• 疑似セラミド…人工的に合成される。肌にあるセラミドの働きをサポート

なかでも、おすすめは保湿力が非常に高いヒト型セラミド。化粧品のパッケージや容器に書かれた「全成分表示」で、「セラミド」と記載できるのはヒト型セラミドだけなので、商品を選ぶ際にもわかりやすいですよ。

【表示名】セラミド+アルファベット（ヒト型セラミド）、セレブロシド、ウマスフィンゴ脂質、加水分解コンニャク根など

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2-2,コットン選びにもこだわろう

拭き取り化粧水はコットンにしみ込ませて使用します。直接、肌に触れるコットンだからこそ、良質なコットンを選ぶのが大切です。

コットンを選ぶ際のポイントをおさえておきましょう。

毛羽立ちの少ないコットンを選ぶ

拭き取り化粧水で毎日使用するコットンは、肌あたりが柔らかく、毛羽立ちにくいものを選ぶようにしましょう。

拭き取り化粧水は、コットンにたっぷりしみ込ませて、肌表面をやさしくなでるように使用します。その際に、表面が毛羽立つコットンだと、コットンの摩擦ダメージで肌に傷をつけたり、未成熟な角質まで剥がしてしまったりする場合があるので注意が必要です。

毛羽立ちにくいコットンは、以下のようなタイプがあるので参考にしてくださいね。

• コットンの表面が不織布で中に綿をくるんであるタイプ
• 両サイドが加工されたサイドシールタイプ
• 「極細繊維」などコットン表面が細かな繊維でできているタイプ

どれを使ったら良いか悩むという人は、市販の「拭き取り専用」のコットンを利用するのもおすすめです。

また、肌への負担を特に避けたい乾燥肌や敏感肌の人は、綿やシルクなど天然100％のコットンや未漂白タイプのくすんだ色合いのコットンを選ぶと良いでしょう。

大きめで持ちやすいコットンを選ぶ

拭き取りをする際は、中指を支えにして人差し指と薬指でコットンを挟むので、持ちやすい大きめのコットンを選びましょう。

小さめで持ちにくいコットンを使うと、思わぬ力が指先に入って肌に摩擦ダメージを与えてしまうので注意が必要です。

また、薄いコットンは指先の力が入りやすくなるので、厚めタイプのコットンを選んで、やさしく拭き取りをしてくださいね。

3,拭き取り化粧水おすすめランキング！くすみを消して透明感のある肌に

拭き取り化粧水の役割や選び方を理解したところで、どんな商品があるのか見ていきましょう。

SNSや口コミで人気のアイテムの中から、拭き取り化粧水初心者さんだけでなく、今、使っている拭き取り化粧水が不満という人にも使って欲しいアイテムを厳選ランキングしました。

ぜひ、お気に入りの拭き取り化粧水を見つけてくださいね。

4,拭き取り化粧水の正しい使い方

せっかく高品質な拭き取り化粧水を購入しても、間違えた使い方をしていては肌に逆効果。

特に「拭き取る」行為が肌に与える摩擦には十分注意が必要です。肌への摩擦ダメージは、肌のたるみやしわなど、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

まずは皮膚の構造を把握して、どのようなトラブルが起こりうるかを確認しておきましょう。

間違った拭き取り化粧水の使い方で起こる肌トラブル

拭き取り化粧水の間違った使い方は、たるみやしわ、シミなどの原因になります。

表皮の一番上にあり、うるおい保持やウイルスなどの外的刺激の侵入から体を守る角質層は、たった0,02mmの厚さです。

拭き取りの摩擦で角質層が傷つくと、肌内部の水分が失われて乾燥が進みます。肌が乾燥するとターンオーバーが乱れて古い角質が肌表面に蓄積するように。それでは、拭き取り化粧水での古い角質効果が得られません。

また、肌全体の厚みも、表皮は約0.2mm、真皮は約1.8mmと非常にデリケート。肌表面の摩擦ダメージは、真皮にも影響を与えます。

摩擦は、肌の弾力やハリのもとになるコラーゲンやエラスチンを破壊して、たるみやしわを引き起こします。

さらに、摩擦で肌に炎症が起こると、表皮の最下層の基底層にあるメラノサイトがシミの原因メラニンの生成をスタート。そのため、炎症が起きた部分がくすんだり黒ずんだりするのです。

以上のように、肌への摩擦ダメージは乾燥や肌の老化を招くので、拭き取り化粧水を使うときは「とにかくやさしく」を意識するのが大切です。

それでは、肌摩擦を防ぐためのポイントをおさえていきましょう。

コットンにたっぷりと含ませて使う

拭き取り化粧水の量は、メーカー推奨量を基本にコットンにたっぷりと含ませましょう。

コスパが悪いからと拭き取り化粧水の使用量を少なくすると、古い角質や汚れがしっかり落とせないだけでなく、乾いたコットンが肌に触れて、摩擦ダメージを引き起こすので注意してくださいね。

特に角質が厚くなりやすい場所は、あご、こめかみ、小鼻、ほうれい線です。顔の拭き取りだけでなく、フェイスラインや首筋もあわせて行いましょう。

肌の上を滑らせるイメージで使う

肌に摩擦ダメージを与えないためには、コットンの持ち方や拭き取る力加減が大切です。

ちょうどよい力加減にするためのポイントは何といってもコットンの持ち方。中指を支えにして、人差し指と薬指でコットンを縦に挟みましょう。中指と薬指を支えにして、人差し指と小指でコットンを挟んでもOKです。

指で縦に挟むとコットンの使える面積が大きくなり、拭き取れる範囲が広くなります。コットンを指先付近で横向きに挟むのは、指先の力が入り過ぎてしまうのでNG。

拭き取るときは、下から上、内側から外側に一方向に行います。コットンを肌にそっとあてて、手首を返しながら、少しずつ拭き取るようにしましょう。

コットンを押し付けてゴシゴシ拭き取るのは、摩擦ダメージが大きくなるので絶対にしないでくださいね。

使い終わった後は保湿ケアをしっかりと

拭き取り化粧水でのケアが終ったら、通常の基礎化粧品で保湿をしましょう。拭き取りをした肌は、無防備でデリケートな状態です。

一時的に乾燥もしやすくなっているので、拭き取り後はすぐに保湿を行ってくださいね。それでは次に、通常のスキンケア の正しいやり方を紹介します。

4-1,拭き取り化粧水を使った後のケアも入念に！

拭き取り化粧水を使った後「さっぱりしたから」とそのまま放っておくのはNGです。肌に不要な角質や汚れを取り除いた肌は、次に使う化粧品が浸透しやすい状態なので、念入りにケアを行うのがポイント。

しっかり保湿をして、肌にうるおいと美容成分をチャージしていきましょう。

保湿化粧水・美容液は手を使って優しく馴染ませる

拭き取り後のスキンケアはコットンではなく手を使いましょう。どんなに気を遣って拭き取りを行っても、コットンの摩擦ダメージはゼロではありません。

ふき取り化粧水が攻めのケアなら、その後のスキンケアは守りのケア。コットンよりも摩擦を軽減できるハンドプレスでやさしくなじませるのがコツです。

保湿化粧水や美容液の正しい使い方をおさえておきましょう。

【保湿化粧水の使い方】

• メーカー推奨量の約1/2の量を手のひらに出し、顔全体にさっとつける
• 残りの量を手のひらに出し、乾燥しやすい頬や口元、目元、フェイスラインになじませる

【美容液の使い方】

• メーカー推奨量を手のひらに出す
• 手のひらに美容液を広げて、顔全体になじませる

なじませるときはハンドプレスで、手でやさしく顔を包むように行います。ハンドプレスを行うことで肌摩擦を軽減できるだけでなく、手のひらの熱で化粧品の水分や美容成分の浸透がUPしますよ。

乳液・クリームは乾燥が気になる部分に重ねて塗って

保湿化粧水や美容液でうるおいをチャージした後は、乳液やクリームで水分が逃げるのを防ぎましょう。

【乳液やクリームの使い方】

• 手のひらにメーカー推奨量を出し、両手のひら全体に広げる
• 乾燥しやすい頬から、目元、口元、おでこや小鼻などのTゾーンの順になじませる
• 乾燥が気になる部分にクリームを重ね付けする

乳液とクリーム両方を顔全体に使う必要はありません。いずれか一方を使う、または乳液で顔全体を整えて、乾燥が気になる目元や口元にクリームを重ね付けするなど工夫しましょう。

油分の補いすぎは、毛穴詰まりやニキビの原因になりかねません。せっかく拭き取り化粧水で余分な皮脂をオフしても、たっぷり油分を補っていては拭き取り化粧水の効果が感じられなくなってしまいます。

普段から、肌の乾燥状態や皮脂の分泌量を観察して、過不足なく油分を補うようにしましょう。

5,拭き取り化粧水を使う際の注意点

拭き取り化粧水をスキンケアに取り入れる際に、注意したいポイントをおさえておきましょう。

敏感肌・乾燥肌は毎日使わない

拭き取り化粧水は、酸で古い角質同士のつながりをゆるめる、コットンで汚れを拭き取るなど肌への刺激が発生します。

肌への刺激に弱い敏感肌や乾燥肌の場合は、拭き取り化粧水を毎日使うのは控えましょう。肌のごわつきやざらつき、くすみが気になるときにスペシャルケアとして取り入れるのがおすすめです。

ピーリングや酵素洗顔と併用しない

古い角質を取り除くケアには、拭き取り化粧水の他にピーリングや酵素洗顔があります。

ピーリングは酸の力で古い角質を剥がすスキンケア方法、酵素洗顔は酵素の力で古い角質や皮脂を分解するスキンケア方法です。

どちらも肌への刺激が強いスキンケア方法なので、拭き取り化粧水との併用は避けましょう。

肌がつるつるになるからと併用すると、本来肌に必要な角質や皮脂を奪いすぎて、肌荒れやひどい乾燥を引き起こす可能性があるので注意してくださいね。

6,拭き取り化粧水とピーリングの違いについて

拭き取り化粧水とピーリングは、酸の力を利用して古い角質を取り除く点は同じです。しかし、ピーリング剤に使われる成分は、拭き取り化粧水の成分よりも刺激が強い場合があります。

商品によって、配合される酸性成分の違いはあるため一概には言えませんが、拭き取り化粧水とピーリングの違いは次のようになります。

• 拭き取り化粧水…AHAなどの酸性成分で古い角質を柔らかくして、拭き取りで取り除く
• ピーリング…AHAやBHAなどの酸性成分で古い角質を溶かす

化粧品のピーリング剤に使われるBHA（ベータヒドロキシ酸）のサリチル酸は、角質を溶かす力が強く、肌への刺激が懸念される成分です。そのため、化粧品には0.2％までしか配合してはならないルールがあります。

拭き取り化粧水は、ピーリング剤よりも効果がマイルドで、穏やかに古い角質を取り除くアイテムです。

7,拭き取り化粧水で落とせるメイクはどこまで？

ミネラルファンデーションやフェイスパウダーなどの油分が少ないアイテムなら、拭き取り化粧水で落とせます。

しかし、一般的に多くのコスメには油分が含まれているため、油性の汚れになります。そして、油性汚れは油分を含んだアイテムで落とすのが鉄則です。

拭き取り化粧水は「水性」のアイテムなので、ミネラルファンデーションのように薄付きで油分が少ないアイテムは落とせても、カバー力が高いパウダーファンデーション以上のアイテムを落とすのは難しくなります。

拭き取り化粧水でメイクが落とせる！と過信するのは禁物。メイクの汚れはきちんとクレンジングで落とすようにしましょう。

8,拭き取り化粧水にまつわるQ&A

ここまで拭き取り化粧水の基礎知識やおすすめ商品を見てきました。最後に残った疑問をQ＆A形式で解決しておきましょう。

Q,拭き取り化粧水はティッシュで使える？

A,ティッシュはコットンの代わりになりません。

ティッシュはコットンよりもキメが荒く、毛羽立ちやボロボロになったカスが、肌を傷つけたり肌に残ったりします。さらに、化粧水を含みにくく乾きやすいため、拭き取り化粧水には不向きです。

また、キッチンペーパーをコットンがわりにするアイデアが、美容情報サイトなどで取り上げられています。しかし、キッチンペーパーはコットンよりも繊維が粗いので、拭き取り化粧水での使用はおすすめできません。

ただし、保湿化粧水を使ったローションパックをする場合には、水分をたっぷり含みやすいキッチンペーパーが有用な場合もあるため、上手に使い分けましょう。

拭き取り化粧水でコットンパックをしても良い？

A,拭き取り化粧水は、保湿やパックを目的に作られていないためNGです。

拭き取り化粧水は古い角質や汚れを除去するために、酸性成分やエタノールなどが多く配合されています。

どれも肌にとって少し刺激が強い成分のため、拭き取り化粧水をコットンパックで肌に長くのせると、肌に刺激になる可能性があります。

コットンパックをするなら、拭き取り化粧水ではなく保湿化粧水を使ってくださいね。

Q,拭き取り化粧水と拭き取りクレンジングの違いは？

A,拭き取りクレンジングは拭き取り化粧水の一番の違いは、油性のメイクを落とせるかどうかです。

拭き取りクレンジングには水と油をつなぐ役割がある界面活性剤が配合されているので、油性のメイクを落とすことが可能です。

拭き取りクレンジングの中には、拭き取り化粧水として使えるアイテムもありますが、洗浄作用がある界面活性剤は肌に刺激になる場合があります。

できれば拭き取り化粧水と拭き取りクレンジングは使い分けるほうが良いでしょう。

9,まとめ

スキンケアをしっかりしているのに、肌がくすむ、ごわごわする、ニキビができる、角栓ができる……などの肌悩みがある場合は、古い角質や汚れが肌に蓄積しているせいかもしれません。

拭き取り化粧水で肌に不要なものをしっかりオフすれば、肌のコンディションがぐっと上向きますよ。拭き取り化粧水を上手に使って、つるりん＆なめらか美肌を目指しましょう。

どんなアイテムを使ったら良いか悩むなら、おすすめランキングのアイテムをトライアルセットで使ってみましょう。SNSや口コミで人気のアイテムなので、お気に入りのアイテムがきっと見つかりますよ。

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