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毎日の拭き取りクレンジングは肌トラブルの原因に!?正しい使い方とは
水がいらず、テレビを見ながらでもメイク落としができる拭き取りクレンジング。しかし、便利だから使っているけれど、気になることが多いのも事実。
「刺激が強いって聞くけど、毎日使っても大丈夫?」 「メイクってちゃんと落ちるの?」 「クレンジング後に洗顔は必要?」
など、よくある疑問についてまとめました!正しい使い方についてもご紹介します。
拭き取りクレンジングとは?
クレンジング料を染みこませたコットンで肌を拭くことで、メイクが落とせるものです。
クリームタイプのものもあり、手で直接塗りつけた後に、クレンジング料をティッシュでぬぐうことでメイクが落とせます。水が必要ないので、洗面所まで行くことなく、その場でメイク落としができます。
似ているものに拭き取り化粧水がありますが、全く別のもの。違いはメイクが落とせるか落とせないかです。
拭き取りクレンジングは、メイクを落とすことが目的ですが、拭き取り化粧水にメイクを落とす効果はほとんどありません。拭き取り化粧水は洗顔後に使用するもので、落としきれなかったメイクや毛穴の汚れを落とし、化粧水の浸透を高めるためのものです。
拭き取りクレンジングには、リキッドタイプやクリームタイプなどの種類があります。その中でも今回は水クレンジングとも呼ばれている、リキッドタイプの拭き取りクレンジングの疑問・使い方を詳しくご紹介します。
クリームタイプについて知りたい方も、記事の最後に正しい使い方をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
水クレンジングについてよくある疑問
水クレンジングは、その場で素早くメイクが落とせて便利ですよね。しかし、簡単にメイクを落とすために、肌へ大きな負担をかけてしまっているのも事実です。
また、時短を目的にしていても、商品によっては洗顔が必要な場合もあります。水クレンジングを使うときに知っておきたいこと、よくある疑問をまとめてみました。
刺激が強いって聞くけど、毎日使っても大丈夫?
結論からいうと、毎日の使用はおすすめできません。週2~3回までの使用にしましょう。
理由は、水クレンジングに刺激の強い成分が多く配合されていることと、拭き取るときに摩擦が発生してしまうためです。
2つの理由について、さらに詳しくみていきましょう。
肌に刺激の強い界面活性剤の配合量が多い
水クレンジングは、汚れを簡単に落とすために、界面活性剤の配合量が多い場合があります。界面活性剤は、通常混ざらない油分と水分の境界をなくし、水と油を混ざり合わせて汚れを落とす働きをする成分です。
そのため、クレンジング料やシャンプー、洗剤など、汚れを落とすための商品には必ずといっていいほど配合されているものです。そして、肌に優しいといわれるクリームタイプやミルクタイプのクレンジング料にも、界面活性剤は含まれています。
しかし、油分を含むクリームタイプなどは、まず油分で肌からメイクを浮き上がらせ、界面活性剤でメイク(油分)を水と結びつけて、メイク汚れを洗い流します。油分と界面活性剤の両方で汚れを落とすので、それほど界面活性剤の配合量は多くないのです。
それに対し、水クレンジングにはほとんど油分が含まれていません。そのため、メイクを浮き上がらせずに汚れを落とす必要があり、界面活性剤の配合量が多くなってしまうのです。
界面活性剤が多いと、肌に必要な油分まで奪ってしまう可能性があります。肌の油分がなくなると、肌のバリア機能が弱くなり、乾燥や肌荒れを引き起こす原因になります。
摩擦
摩擦は美肌の大敵。コットンでメイクを拭き取るときに強くこすってしまうと、摩擦によって肌の角質が剥がれ、バリア機能が低下してしまい、外部からの刺激に弱くなってしまいます。
また、刺激から肌を守ろうとして、メラニンが発生します。メラニンの色素が肌に沈殿すると、シミや肌のくすみの原因になってしまいます。
拭き取っただけでメイクは落ちるの?
水クレンジングはメイクを落とす力がそれほど強くありません。水クレンジングには油分があまり入っていないため、メイクを浮き上がらせる力が弱いく、濃いメイクを落とすには不向きです。
そのため、濃いアイシャドウやウォータープルーフを落とす場合は、ポイントリムーバーを使用しましょう。
また、濃いメイクでなくても1度拭き取っただけではメイクを完全に落とすことはできません。2~3度拭き取ることによって、メイクを完全に落とすことができます。
クレンジング後、洗顔は必要?
商品に特別記載がない限り、水クレンジングでメイクを落とした後には、洗顔が必要です。基本的に水クレンジングはメイクを落とすもので、肌の汚れを落とすものではありません。そのため、皮脂汚れや毛穴の黒ずみは洗顔で落とす必要があります。
また、洗顔不要と記載があっても、クレンジング料によってはメイク残りを感じることも。その場合も洗顔をするようにしましょう。
水クレンジングは手軽な分、摩擦や界面活性剤などの影響で、肌への負担が非常に大きいことが分かっていただけたと思います。
しかし、時短のために水クレンジングを使用したい時もありますよね。
水クレンジングは正しく使用することで、摩擦を少なくし、肌トラブルをさけることができます。それでは、水クレンジングの正しい使い方をみていきましょう。
水クレンジングの使い方と注意点
水クレンジングを間違った使い方で使うと、肌へ刺激を与え、乾燥や肌荒れを引き起こします。また、シミやくすみなどの肌老化の原因にも……。
水クレンジングの正しい使い方と注意点を確認しておきましょう!
水クレンジングの正しい使い方
1.リキッドをコットンにひたす水クレンジングをコットンがひたひたになるまで染みこませてください。少ないとコットンと肌の間に摩擦がおきて、肌にダメージを与えてしまいます。
通常2枚以上使うので、2枚同時にクレンジング料を浸すのがおすすめです。
2.コットンを指で挟み、メイクをやさしく拭き取る
引用元:http://www.shiseido.co.jp/
図のようにコットンを人差し指と小指で挟みます。そしてメイクを拭き取っていくのですが、この時、コットンの繊維と同じ方向に手を動かすのがポイントです。繊維の方向に逆らって動かすと、コットンが毛羽立ち、摩擦を発生させてしまいます。
コットンの1枚目表で顔の半分、裏側で残り半分を拭き取ります。コットンが汚くなったら新しいものと交換してください。
コットンにファンデーションなどのメイクがつかなくなれば、メイク落とし完了です。コットン2枚ほどでメイクを落としきることができます。
小鼻やまつ毛の間を埋めるように引いたアイライナーなど、細かいところまできちんと落としましょう。落ちないからといって、コットンで肌を強くこすってはいけません。
メイクが落ちなかった場合は、新しいコットンに水クレンジングを染みこませて拭き取るようにしましょう。細かい部分が落ちない場合は、綿棒に水クレンジングを染みこませて拭いてください。
3.洗顔は必ずするクレンジング後は、皮脂や毛穴の汚れを落とすために洗顔をしましょう。洗顔には、クレンジングで落としきれなかったメイク汚れを落とす役割もあります。
洗顔不要の水クレンジングを使う場合でも、肌に何か残っている感じがした時は洗顔するのがおすすめです。
4.しっかりと保湿する化粧水や乳液を使って、しっかりと保湿をしてください。
注意点
水クレンジングを使用するときは、以下のことに注意して使用してください。
摩擦に気をつける
拭き取りクレンジングが肌にダメージを与える一番大きな原因が摩擦です。摩擦をなるべく起こさないよう、クレンジングの量やコットンを動かす向きに注意し、肌を強くこすらないように気をつけましょう。
濃いメイクは別に落とす
水クレンジングは、メイクを肌から浮かせる力が弱いので、濃いメイクを完全に落とせません。そのため、水クレンジングを使う前に、メイクが濃い部分は先に落としておくようにしましょう。
また、濃いメイクを無理に落とそうとして肌を強くこすると、摩擦が発生してしまい肌トラブルの原因になります。
保湿はしっかりする
洗顔後の肌は、水分が蒸発しやすい状態です。特に水クレンジング後は、配合されている界面活性剤の影響で、皮脂に必要な油分まで失っている可能性があります。
失った油分を補うために、化粧水だけでなく、油分が含まれた乳液やクリームを使って、しっかり保湿をしましょう。
拭き取りクレンジングは、こんな時におすすめ!
水クレンジングは刺激が強いため、毎日は使用せず、かしこく部分使いすることがおすすめです。
水クレンジングの大きなメリットは、水なしで手軽にメイクを落とせること。それを活かし、どのような時に水クレンジングを使うのがおすすめかご紹介していきます。
疲れて帰ってきた時
仕事終わりや飲み会終わりで夜遅くに帰宅。もう何もせずこのままソファで寝てしまいたい、って時ありますよね。そんな時に水クレンジングの出番です。
メイクを落とさずに寝てしまうと、化粧品の油分や不要な皮脂が長時間肌に残っている状態に。すると、残った油分が酸化してしまい、肌に刺激を与えます。
疲れていても、メイクはその日のうちに落とすようにしましょう。
旅行(特にヨーロッパ旅行)
旅行先で場所を選ばずにメイクを落とせることはもちろん、長時間のフライト中に機内でメイクを落とす時にも便利です。機内に持ち込めるサイズの水クレンジングも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
また、旅行の中でも特にヨーロッパ旅行時におすすめです。日本の水は「軟水」ですが、ヨーロッパの水は「硬水」が多く、日本の水とは性質が異なります。
硬水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、このミネラルがクレンジングの成分と反応すると、石鹸カス(脂肪酸カルシウム)を発生させます。
石鹸カスが毛穴を塞いだり、細菌繁殖の養分になってしまうと、肌の乾燥や肌荒れの原因に。
そこで、水を使わない水クレンジングの出番です。実際、硬水の地域の人たちは、水で顔を洗わず、多くの人が拭き取りクレンジングを使用しています。
メイク直しに
綿棒に水クレンジングを浸して使うことで、メイク直しが楽にできます。特に水クレンジングは、洗い流す必要がなく、油分が少ないため、やり直したメイクが肌に乗りやすいという特徴が。
そのため、モデルさんも撮影現場でよく使用しているそうです。
油分があまり入っていないので、まつエクをしている時に
まつげエクステの接着剤は油に弱いため、油分が多いクレンジング料を使用すると、すぐに取れてしまいます。
まつエクを長持ちさせるためには、油分が少ない水クレンジングなどのクレンジング料を使用する必要があります。
【番外編】拭き取りクレンジング・クリームタイプの特徴は?
ここまで水クレンジングについてご紹介してきましたが、拭き取るタイプのクリームクレンジングがあることはご存知でしょうか?
水クレンジングと比べると、メイクを落とすのに少し時間がかかってしまいますが、肌への負担が非常に少ないのが特徴です。
クリームタイプは、肌への負担が気になる方や、敏感肌の方におすすめのクレンジングです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
特徴
クリーム状のクレンジング料を手で顔全体に伸ばし、メイクとクリームを馴染ませることで汚れを落とします。最後にクリームをティッシュで拭き取ってクレンジング完了です。
それでは、クリームタイプの特徴をメリット・デメリットに分けてご紹介します。
メリット
肌への負担が少ないクレンジングには、リキッドやオイル、ミルクなどの種類がありますが、クリームはもっとも肌への負担が少ないクレンジングです。
理由は、油分と界面活性剤がバランスよく配合されているため。クリームの油分が汚れを浮かしてくれるので、強くこすったりしなくてもメイクを簡単に落とすことができます。
水を使わないでメイクを落とせる肌に直接クリームを塗りつけ、最後はティッシュで拭き取るため水を使いません。
デメリット
あまり時短にはならないクリームがメイク汚れと混ざり合うのを待たなければいけません。また、ティッシュで汚れたクリームが肌に残らないよう、丁寧に拭き取る必要があるので少し時間がかかってしまいます。
手にクリームがついてしまうクリームを手に取って塗っていくので、手にクリームがついてしまいます。肌のクリームを拭き取るときに一緒に拭き取るといいのですが、人によってはべたつきが気になるかもしれません。
メイク直しやまつげエクステをしている人には向かない水クレンジングとは異なり油分が多く含まれているため、メイクを直そうとしても、上手く化粧がのりません。
まつエクをしている人も、まつエクの接着剤は油分に弱いため、まつエクが取れやすくなってしまいます。
また、水クレンジングと同じように以下のような欠点もあります。
濃いメイクは落とせないアイシャドウやリップの色素が濃いメイクや、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーは、しっかりと落とすことができません。ポイントリムーバーを使用して、別で落とすようにしましょう。
洗顔が必要。商品にもよりますが、クレンジング後に洗顔が必要です。不要の場合でも、人によってはクリームのべたつきが気になるようです。
摩擦が発生するメイクが落ちないからといって、手で肌を強くこすってしまうと、摩擦が発生してしまいます。また、ティッシュでクリームを落とす時にも、肌をこすらないよう要注意。摩擦は肌の乾燥やシミの原因になります。
それでは、拭き取るタイプのクリームクレンジングの正しい使い方をみていきましょう。
実際に使って良かった、拭き取りもできるクレンジングクリームは下の2種類!
サントリー エファージュ美白トライアルキット ←たっぷり7日間使えるセット内容に満足感高し。
アンプルール ラグジュアリーホワイト お試しセット ←2回分おまけだったため、セットインしていないこともあります。公式ページで確認お願いします。
正しい使い方
クリームタイプは肌への負担が少ないですが、拭き取り時に摩擦が発生することだけが欠点です。
摩擦が起きにくい塗り方、拭き取り方をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。また、メイクが取れているか確認できるよう、鏡の前でクレンジングするようにしてくださいね。
1.クレンジングさくらんぼ2コ分のクレンジング料を手にとります。少ないと手と肌の間で摩擦が発生してしまいます。クリームが顔全体にのび、指がスムーズに肌の上をすべるくらいの量を手にとってください。
指の腹でくるくると円を描きながら、クリームを顔全体に伸ばしていきます。まず、眉や唇などの目もと以外でメイクの濃い場所を落としましょう。
それから皮脂の多い順番に、おでこ、鼻筋、頬、あごと、軽くなでるようにして汚れをクリームになじませます。
クリームの感触が変わってきたり、色が変わってきたら、メイクがきちんと落とせている証拠です。
クリームにメイクがなじんだのを確認して、最後に目もとを落としましょう。
2.拭き取りティッシュペーパーを半分に折りたたみ、顔の右半分に乗せ、顔のパーツに合わせて、手で優しく押さえます。クリームがティッシュに染みこめばOKです。この時、絶対にこすってはいけません。
顔の左半分も、折りたたんだティッシュペーパーの反対側を使って同じように拭き取ります。ティッシュの反対側までクリームが染みこんでいた場合は、新しいティッシュを使用してください。
最後にティッシュを折りたたみ、目もとや小鼻などの細かい部分を丁寧に拭き取ってください。クリームが落ちないからといって、強くこすらないように注意!ティッシュにクリームがつかないようになれば、拭き取り完了です。
肌にメイクが染みこんだクリームが残っていると、乾燥やニキビなどの肌トラブルの原因になるので、しっかり拭き取るようにしてくださいね。
3.洗顔洗顔不要と記載がない場合は、必ず洗顔するようにしてください。また、洗顔には顔に残ってしまったメイクやクリームを落とす役割もあります。
4.保湿化粧水や乳液などで丁寧に保湿をおこなってください。
水クレンジングは部分使いがおすすめ
水クレンジングは便利な分、摩擦や界面活性剤などの影響で、肌への負担が非常に大きいクレンジングです。
しかし、正しい使い方で使用すれば、肌へのダメージを最小限に、自分の時間や睡眠時間を確保することができます。
また、メイク直しやヨーロッパ旅行時には、水が必要なクレンジング料にはないメリットを発揮します。そのため、普段使いではなく、時と場合に合わせて部分使いするのがおすすめ。
水クレンジングを正しい使い方でかしこく使い、時短と美肌を両立させましょう!
拭き取りクレンジング以外のクレンジング剤も集めてみました~【クレンジングランキング】は、トライアルセット中心になっているので、気軽にフルラインを試せるセット内容のもの多めです。