美容オイルにはブースター効果もある!化粧水の浸透率をアップさせる使い方

美容オイルにはブースター効果もある!化粧水の浸透率をアップさせる使い方について、報告しています。

化粧水や美容液の浸透力を高めてくれると話題のブースター(先行導入液)。

雑誌やテレビで取り上げられる機会も多く、女性なら一度は耳にしたことがありますよ。

でもブースターを使用している人はまだまだ少なく、興味はあってもどれがいいのかわからないという人も多いはずです。

そんなあなたには、ブースターとしても使える美容オイルをおすすめします。

万能コスメとして名高い美容オイルには、化粧水の浸透力をアップさせるブースター効果が期待できるのです。

今回は、先行導入液としての美容オイルの使い方を詳しく紹介していきます!

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先行導入液・ブースターは必要?

化粧水→美容液→乳液の流れがスキンケアの定番のため、「そもそもブースター(先行導入液)って本当に必要?」と疑問に思う人は多いはずです。

現状のスキンケアに満足していればなおさら、ブースターに興味すら持てない人がほとんどかも知れません。

ブースターの必要性がいまいちわからないという人のために、まずはブースターとは一体何なのか、また、どのような効果があるのかを説明していきます。

先行導入液・ブースターって何?

先行導入液・ブースターって何?

ブースターとは、英語のブースト『boost』が派生した言葉。ブーストには「後押しする」「高める」という意味があり、末尾に『-er』がつくことによって「後押しするもの」「高めるもの」という意味になるのです。

化粧品としてのブースターは、先行導入液やプレ化粧水とも呼ばれ、洗顔後、スキンケアのはじめにつけることで、化粧水や美容液などの浸透力を高める効果があります。

一般的なブースター化粧品には、それ自体に保湿効果はありません。あくまでスキンケア用品が肌に吸収されるのを手助けするためのものであることを理解して下さいね。

肌に潤いを届けるのに効果的

肌に潤いを届けるのに効果的

ブースターを使用する最大のメリットは、スキンケア用品の美容成分をムラなく肌に届けられることです。

舗装されていない砂利道をイメージしてみてほしいのですが、凹凸が大きいところは雨が降ると水たまりになったり、表面が乾いていても砂利の下は湿っていることがありますよね。

これは、ブースターを使用しない肌とよく似た状態です。どんなに高価な化粧品を使用しても、ゴワゴワの肌には成分が吸収されにくく、潤いが浸透するのにムラが生じてしまいます。

逆に、フラットに舗装されたアスファルトは、どの部分にもまんべんなく水が染み込むので、一ヶ所に水がたまることはありません。

肌のゴワつきを軽減し、舗装された道路と同じ状態にするためのひと手間が、ブースターを使う一番の目的なのです。

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肌質によって好みのテクスチャーを選べる

ブースターは、そのテクスチャーによって肌へのアプローチ方法が異なります。テクスチャー別に大きく分類すると

  • 角質を取り除くローションタイプ
  • 肌をやわらかくするオイルタイプ
  • 角質層へのルートを作るミルクタイプ

の3タイプに分けられ、肌質によって好みのものを選べます。

ブースターを選ぶ時は、それ単体のつけ心地ではなく、その後のスキンケアで肌がどのように変化するかを確認することが大切です。

また、季節によって肌状態が変化しやすい人は、シーズンごとに使い分けてみるのもいいかも知れません。

美容オイルはブースターに向いている?

肌のベースを整え、スキンケア用品の浸透力を高めてくれるブースターは、まさに縁の下の力持ちといった存在です。

一方、美容オイルは保湿や美白、エイジングケア向けの化粧品で、ブースターとは本来の役割が異なるのでは?と思いますよね。そんな疑問を持つ人のために、ここからは美容オイルがブースター代わりになる理由を説明していきます。

オイルで肌を柔らかくする

オイルで肌を柔らかくする。美容オイルのブースター効果について。

原料や製造工程によってさまざまな効果が期待できる美容オイルですが、ブースター化粧品と同じように、肌の角質をやわらかくする効果があるものもあります。

乾燥肌には保湿が必須ですが、肌状態が悪化しているとスキンケア用品の成分はなかなか浸透していきません。肌荒れがあまりにひどい時は、化粧水すら刺激になってしまうこともあるでしょう。

そんなコンディションを救ってくれるのが美容オイルです。美容オイルは、肌に薄い膜を張って水分が蒸発するのを防いでくれます。潤いが保たれることで肌はしっとりとやわらかくなり、スキンケア用品が浸透しやすくなるのです。

肌の水分と油分のバランスを整える

ベタつきやテカリを理由に敬遠されがちなオイル系の化粧品ですが、美容オイルに関してはその心配はいりません。

美容オイルは、オイルでありながら肌なじみが非常に良く、ほんの1~2滴で顔全体にのばせるほど伸びがいいことが特徴です。

人間の皮膚によく似た成分で構成されているので、オイル特有のベタつきもほとんどありません。

つけ心地もとにかく自然で、肌にすっとなじんだ後は肌の水分と油分のバランスをしっかり整えてくれます。乾燥はもちろんですが、皮脂の過剰分泌でベタベタしがちな肌とも相性抜群です。

また、冒頭にて「ブースター化粧品には保湿効果はない」と説明しましたが、美容オイルは話が別です。美容オイルには保湿成分がたっぷりと濃縮されているので、ブースターと保湿剤の役割を同時に担ってくれます。

本来、美容オイルは保湿や美白、エイジングケアなどを目的として使用するものです。ところが、結果的にブースター化粧品と同じ役割を果たしているため、先行導入液としても活用できるのです。

美容オイルがお勧めの肌質とは?

美容オイルがお勧めの肌質とは

美容オイルとひと口に言っても、その種類によっておすすめの肌質や使い方は異なります。乾燥肌はもちろん、油性肌やニキビ肌に合う美容オイルもあるので、それぞれの特徴をしっかりと理解した上で正しいオイルを選びたいものです。

どんな肌質にも使える美容オイルですが、ブースターとして使う場合、とくにおすすめしたいのが以下の肌質です。

インナードライ肌

インナードライ肌とは、乾燥によって皮脂が過剰に分泌されてしまう肌質のことで、乾燥性脂性肌とも呼ばれています。見た目は脂性肌とほぼ同じですが、肌の内側の水分量が決定的に異なります。

最近注目されているのは「インナードライ肌」です。これは、テカるほど皮脂が分泌されているのに、実は内側がカラカラに乾いている状態。なんと8割以上の女性が、このインナードライ肌の疑いがあると言われているのです。

インナードライ肌は、元を正せば乾燥肌が重篤化した状態とほぼ同じです。本来ならば保湿メインのお手入れをしなければなりませんが、脂性肌と間違えやすいこともあって、誤ったケアをしている人が非常に多いのです。

そんなインナードライ肌の救世主になってくれるのが、美容オイルです。オイルで肌にフタをすることで水分の蒸発を防ぎ、乾燥による皮脂分泌を抑えられます。

先に述べたとおり、肌が乾燥している状態ではスキンケア用品の浸透力は弱くなります。インナードライ肌の乾燥を軽減するため、まずは美容オイルをブースターとして活用し、肌が化粧品を吸収しやすい状態に整えることが大切なのです。

混合肌

パーツによって水分や皮脂量に差が出てしまう混合肌は、化粧品選びが難しく、メイクのノリの悪さに悩まされることも多いですよね。そんな時は、スキンケアの前に美容オイルを使って、化粧品が浸透しやすい肌環境を整えましょう。

美容オイルは、乾燥しやすい部分では皮脂の役目を果たします。一方、脂っぽい部分では皮脂の分泌量を抑え、顔全体の皮脂バランスを安定させてくれます。

パーツごとにスキンケア用品を使い分けるのは面倒ですし、だからといっておざなりなお手入れを続けるわけにもいきません。

そんな時は、ブースター代わりに美容オイルを取り入れてみて下さい。美容オイルによって皮脂バランスが安定した肌は、化粧水をぐんぐん吸収し、肌ざわりなめらかなナチュラルな肌状態に変わります。

ブースターというほんのひと手間を加えることで、毎日のお手入れの効果が大幅にアップします。とくに、乾燥しやすい肌質の人はより丁寧な保湿が求められますから、美容オイルで下地をしっかり整えてあげて下さいね。

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ブースターとしての美容オイルの使い方

ブースターとしての美容オイルの使い方

さまざまな効果が期待できる美容オイルですが、ブースターとして使用するにはいつもと同じ使い方ではいけません。ブースターは、あくまで「スキンケア用品の浸透力を高めるためのもの」なので、使用するタイミングが大きなポイントとなります。

ここからは、美容オイルを塗る順番や一回の使用量など、ブースターとしての使い方のコツを紹介していきます。

朝・夜どっちのケアで使用?

ブースターは化粧品の浸透力を高めるためのもののため、できれば朝と夜の2回、お手入れのたびに使うのが理想的です。

朝はメイクとの相性や油焼けが気になる人もいるかと思いますが、美容オイルはさらっとしたつけ心地なので、ベースメイクの邪魔をすることはありません。酸化しにくいオイルを選べば油焼けの心配もないので、朝のお手入れでも安心して使えます。

また、美容オイルには、空気中のほこりや冷暖房による乾燥から肌を守る働きもあります。刺激に負けない強い肌を作るという意味でも、スキンケアの際は必ず美容オイルを使うようにして下さい。

洗顔後に美容オイルを塗ろう

洗顔後に美容オイルを塗ろう

ブースターは、洗顔後、化粧水の前に使うことでその効果を発揮します。美容オイルをブースターとして使う場合も同様で、お手入れの最初に塗りましょう。

スキンケア用品がオイルに弾かれて逆に浸透しないのでは?と思う人もいるかも知れませんが、その心配は全くいりません。美容オイルのさらっとしたテクスチャーは、肌に塗るとすぐに角質間に行き渡り、カサつきが気になる肌をやわらかくしてくれます。

肌表面がなめらかであればあるほど化粧品が浸透しやすくなるので、ブースターとして使う場合は、洗顔後すぐの肌に美容オイルを使用して下さい。

美容オイルの正しい量と塗り方

美容オイルを使用する上で注意しなければいけないのが、一回あたりの使用量です。

美容オイルは、たくさん使ったからといって効果が高くなるわけではありません。むしろ、テカリやニキビの原因となることがあるので、ブースターとして使用する際は1~2滴を目安にして下さい。

つけ方のポイントは、両手で顔全体を覆うようにして優しくなじませることです。手のひらであたためながら染み込ませると、カサつきが気になる肌もふっくらやわらかさを取り戻します。

肌がしっとりしたのを感じたら、時間をおかずに化粧水や乳液でしっかりと保湿ケアを行なって下さい。

ブースターとして使いたい美容オイル

ここまでは、ブースターの役割や正しい使い方を説明してきましたが、最後はブースターとして使うのにおすすめの美容オイルを厳選して4つ紹介します。それぞれのオイルの特徴や相性のいい肌質もあわせて紹介していきますので、今後の美容オイル選びの参考にしてみて下さいね。

ホホバオイル

ホホバオイルは初心者にもおすすめな美容オイルです。

まずは、美容オイルの定番ともいえるホホバオイルの紹介です。普段のスキンケアはもちろん、髪の毛やネイルケア、赤ちゃんの肌にも使えるオールマイティなオイルなので、美容オイル初心者さんでも安心して使えます。

ホホバオイルは、ホホバというツゲ科の常緑樹の実から圧搾したものです。私たち人間の肌を構成している「ワックスエステル」が主成分なので、オイル化粧品特有のベタつきは一切なく、肌質も選びません。

ワックスエステルとは人間の肌を構成する成分の一部で、角質層には20~30%ほど含まれます。地球上の植物の中で、このワックスエステルを合成できる植物はホホバのみと言われており、人間の肌にもっとも近い成分を持つと言えるでしょう。引用元:ホホバオイルの優秀過ぎる美容効果とは

肌につけてみるとわかりますが、ホホバオイルの肌なじみはとにかくナチュラルです。ホホバオイルを塗ってから化粧水をつけると、化粧水がどんどん浸透していくのを実感できるはずです。

初めてのブースター選びに迷ったら、まずはホホバオイルを試してみることをおすすめします。

マカダミアナッツオイル

マカダミアナッツオイルも、美容オイル初心者にもおすすめの美容オイルです。

オーストラリアやハワイが原産のマカダミアナッツオイルには、保湿力の高いパルミトレイン酸が豊富に含まれています。エイジングケアにおすすめの美容オイルですが、加齢による乾燥にも使えます。

パルミトレイン酸は、赤ちゃんの肌に多く含まれ年齢とともに減少する脂肪酸で、肌のハリの低下や乾燥に大きく関係していると言われています。エイジングケアに欠かせない成分として、肌荒れや乾燥などあらゆる肌のトラブル対策に、このパルミトレイン酸が重要な鍵となります。

歳を重ねるごとに肌の乾燥を感じるようになったという人は非常に多いです。若い頃と同じスキンケアでは潤いを補いきれませんので、年齢に合ったお手入れをしなければなりません。

マカダミアナッツオイルは、そんな年齢性の乾燥肌が気になる人におすすめです。ブースターとして化粧水の前にさっとひと塗りすれば、肌が見違えるように若返り、若い頃のようなハリを取り戻せます。

また、マカダミアナッツオイルは、別名「バニシングオイル(消えるオイル)」とも呼ばれ、つけるとあっという間に肌に浸透していきます。「保湿力は欲しいけど、ベタベタしたつけ心地は苦手…」という人でも抵抗なく使える美容オイルです。

アルガンオイル

アルガンオイルは、初心者にもおすすめの美容オイルです。

アルガンオイルは、モロッコ原産のアルガンツリーの実から採取されるオイルです。美容や食用、健康など、生活のあらゆる面で活用できることから、モロッコの先住民族から「神の恵みの木」として愛されてきました。

水が少ない砂漠地帯で育つアルガンツリーは、数年間雨が降らなくても枯れないと言われるほど貯水力に優れています。その特性から、アルガンオイルはブースターとして使うのに最適で、さっとひと塗りするだけでその後の保湿ケアの効果を最大限に引き出してくれます。

馬油

馬油もまた、肌に馴染みやすい美容オイルとなっています。

馬油は、その名の通り馬の脂肪から作られる美容オイルです。馬の脂肪は人間の皮脂によく似た成分なので、美容はもちろん、ニキビやアトピーの治療に使われることもあります。

馬油の特徴は、高い保湿力と殺菌力です。乾燥している部分に潤いを与えると同時に、肌に付着した細菌を抑制してくれるので、乾燥が原因の大人ニキビのお手入れにぴったりです。

乾燥肌やニキビができやすい肌質の人は、ブースターとして馬油を取り入れてみることをおすすめします。

ブースターとして美容オイルを使ってお肌に潤いを送り込もう

さまざまな使い方ができる美容オイルは、洗顔後、化粧水の前に塗ることでブースターとしての役割も果たします。

高価な化粧品を使うよりも、ブースターというほんのひと手間を加えるだけで、肌は見違えるように生まれ変わるのです。

ブースターとして美容オイルを活用して、潤いたっぷりの肌を手に入れて下さいね!

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