お手入れに迷う人必読!「年代別スキンケアの極意」とは?

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突然ですが、あなたは今使っている化粧品をどれくらい愛用していますか? もう何年も変えていない…という人は、ひょっとしたらその愛用品を見直したほうがいいかもしれません。また、普段のお手入れ方法も変える必要もあるかもしれません。

どうしてかというと…肌質や肌が陥りやすいトラブルは、年代とともに変わっていくから。そこで今回は、肌は年代によってどう変わっていくのか、そしてどんなお手入れが必要になるのかを、詳しく解説していきましょう。

20代、若いからこそ肌に無理をさせることも

年代別スキンケアの極意20代女性モデルの写真。こまった顔。

20代の肌は基本的には丈夫。皮脂の分泌量も充分ありますし、うるおいを作り出す力も健全です。ただ、ときにはバランスが崩れることがあります。

たとえば生理前や、睡眠不足のとき。一時的にカサついたり、逆にニキビがたくさんできてしまう人もいます。ですから大切なのは、バランスが崩れにくいよう、日ごろから健康な肌を作っておくこと。何かあってもトラブルが出にくい状態にするわけですね。

では、「日ごろから健康な肌を作っておく」とはどういうことなのでしょうか。それはズバリ、「肌あれしていない、キメの整った肌にする」ということです。

「私は肌あれなんてしてないから大丈夫」と思う人が多いかもしれませんが、実は20代の人は、肌あれやキメの乱れに気づきにくいのです。

20代の肌は、表面上の皮脂が多いために、肌あれしていても見た目にはよくわかりません。実はものすごくキメが乱れて肌があれているのに、本人はまったく自覚していない、というのはよくあることなのです。

20代の肌に大切なのはとにかく「うるおい」

年代別スキンケアの極意20代女性の幸せそうな表情。

では、肌あれやキメの乱れを予防&改善するにはどうすればいいのでしょうか。いちばん大切なのは、「肌のうるおいを守る&与える」ことです。そのためには以下のようなことを心がけましょう。

(1)顔を洗いすぎてはダメ
(2)化粧水だけでケアを終わらせない
(3)紫外線対策をきちんとする
(4)ニキビができても保湿はきちんと

(1)顔を洗いすぎてはダメ
20代の肌は皮脂が多いのでベタつきがちになります。でも、「ベタつくのが嫌だから」という理由で、ゴシゴシ洗ったり、1日に何度も洗顔したりしてはダメ。洗浄力の強すぎる洗顔料を使うのもNGです。

洗顔料は「ちょっともの足りないかな?」と思うくらいのつっぱり具合のものがベスト。回数は1日2回を目安にして、優しくなでるように洗いましょう。

(2)化粧水だけでお手入れを終わらせない
化粧水はあくまで水分補給のためのものなので、油分やうるおいを補う力がどうしても弱いのです。化粧水のあとには、少量でもいいので必ず乳液かクリームをつけましょう。

(3)紫外線対策をきちんとする
紫外線はシミを作るだけでなく、肌からうるおいを奪う要因でもあります。UV防止効果のある下地か日焼け止めは欠かさずに。

(4)ニキビができても保湿はきちんと
私はニキビができやすくて・・・という人もいると思いますが、ニキビができているからといって過剰に皮脂を取り去るケアをするのはやめましょう。うるおいケアをしつつ、専用のクリームなどで対処して。刺激を与えるスクラブなども厳禁です。

30代「何か肌が変わってきた・・・」が老化のサイン

何かが変化してきた30代女性。年代別スキンケア方法で改善をはかります。

30代のケアはどんなことに気を付ければいいのでしょう。30代では、肌のエイジングサインはまだそれほど進行していませんから、深刻に悩む人は少ないかもしれません。

でも、「20代のときとは何となく顔の印象が違うなあ」と思うことはあるはずです。それはなぜかというと、自分でも気づかないくらいのレベルで老化が進行しているから。少しずつ肌の弾力がなくなり、顔色がくすみがちになっているのです。

また、この時期は仕事や育児などの負担が本格的にのしかかってくる世代ですから、ストレスもたまりやすくなります。その結果、肌の調子が不安定になります。妙にベタベタする、部分的にカサつく、肌が敏感になる…などなど、いろんな症状が出てきます。

ですから30代は、肌の初期老化とストレスによる肌トラブル、どちらにも対抗しなければなりません。肌の調子がいつも同じではないので、自分の肌に注意を払ってお手入れしていくことが必要です。

30代は、そのときの肌に合わせて臨機応変にケアしよう

臨機応変に対応した30代女性のスキンケア方法。にっこり笑う30代女性を。

30代のスキンケアで気をつけたいポイントとしては、

(1)肌を乾燥させるスキを作らない
(2)エイジングケアアイテムをひとつ取り入れる
(3)肌が絶不調になったときのお助けアイテムを確保する

(1)肌を乾燥させるスキを作らない
たとえば朝の洗顔後や入浴後、保湿しないまま着替えやボディケアを優先させていませんか?でもこれはNG。少しのあいだでも、肌は乾燥ダメージを受けてしまいます。

洗顔後もしくは入浴後は、間髪入れずにすぐ保湿をしましょう。また、夕方になると肌がカサついてくるという人はこまめに保湿して。メイクしている場合は、メイクの上からでも使える保湿アイテムをポーチに入れておくといいでしょう。

(2)エイジングケア商品をひとつは取り入れる
30代になれば、いやでも肌のどこかですでに老化が始まっています。

お手入れのメインは肌あれやストレストラブル、毛穴ケアなど自分の気になるトラブルの解消を目的にしてかまいませんが、化粧水か美容液、クリームのうちのどれかひとつは、エイジングケア目的のものに切り替えましょう。

(3)肌が絶不調になったときのお助けアイテムを確保する
30代は肌の調子が安定しないときでもあります。調子のいいときとそうでない時の差が20代のとき以上に激しいので、そういったときに役に立つアイテムを見つけておきましょう。

アイテムは美容液でもクリームでも、はたまたシートパックなどなど、とにかく何でもかまいません。ここぞというときは普段使っているものとそれらを置き換えて使うか、もしくはプラスして使うようにします。例をあげてみましょう。

「生理になると肌がヒリヒリ」
→生理のあいだだけ、敏感肌ラインの洗顔料やクリームを使う

「寝不足するととたんに老けた印象になる」
 →特に疲れがひどいときは、エイジングケア効果が高い美容液やシートパックを使う

「季節の変わり目になると目元の小じわが目立ってくる」
 →普段のケアに目元用の美容液をプラスする

30代は、まだそれほど高価な化粧品を使う必要はありません。ただ、いつも同じアイテムだけで対処しようと思わないことです。普段使いのお手入れラインナップに加えて、何かあったときに肌を助けてくれるアイテムを、必ず確保しておきましょう。

40代には本格的なエイジングケアが必要

40代になると、肌の老化は本格的に進んできます。いちばんわかりやすいのがくすみ。若い時期に比べると、肌の透明感がなくなって、黄色っぽく濁ったような肌色になってくるのです。

また、小じわやたるみも本格化してきます。あごのラインがゆるんで、人によってはうっすらと二重あごになる人もいます。また、「40代になったら目つきが優しい印象になった」という話もよく聞きますが、それはたるんで目元が下がってきただけなのです。

40代はエイジングケアを本格的にスタート

40代になったら、身体の外からも中からも、本格的なエイジングケアを意識する必要があります。加えて、角質ケアも必ず取り入れましょう。

(1)角質ケアを意識する
(2)本格的なエイジングケアを始める
(3)美容にいいものを身体のなかにも摂り入れる

(1)角質ケアを意識する
肌は老化してくるとターンオーバー(肌の生まれ変わり)のサイクルがどんどん鈍ってきます。本来ならはがれ落ちるはずの古い角質がたまって、肌がくすみやすくなるのです。

ですから、余分な角質を無理なく落とすケアが大切。・・・といっても、無理やりこするのはNG。ふき取り化粧水やピーリング効果のある美容液を2~3日に1度取り入れるなどして、ゴワついた肌を優しくゆるめるくらいのケアにとどめておきます。

(2)本格的なエイジングケアを始める
すべて同じラインでそろえる必要はありませんが、せめて美容液とクリームはエイジングケア成分が配合されたものを積極的に使うようにしましょう。

ちなみに「シミも気になるから美白もしたい」という人は、エイジングケア成分と美白成分がどちらも配合されているラインを要チェック。少し値段は高いですが、最近は各メーカーからこの手の商品がたくさん登場していますから、選びがいもあるというものです。

(3)美容にいいものを身体のなかにも摂り入れる
40代になると、外からのケアだけではどうしても限界があります。摂るのはサプリメントでもスムージーでもお茶でも、とにかく何でもかまいませんが、美容にいいもの、アンチエイジング効果のあるものを摂るようにしましょう。たとえば・・・

「たるみが特に気になる人」
→コラーゲン入りドリンクや、抗糖化をうたったお茶など

「シミが特に気になる人」
→ビタミンCサプリメントや自家製スムージーなど

「総合的にエイジングケアしたい人」
→抗糖化をうたったお茶、抗酸をうたったサプリメントなど

まとめ:自分の肌と年代に合ったお手入れを

自分の肌はいつも見ていますから、日々の違いはなかなかわかりにくいですよね。でも、シミもたるみも小じわも、ある日突然発生するわけではありません。毎日少しずつ変化して、それが気づかないあいだに降り積もり、やがて目に見えるトラブルになるのです。

ですから、「小じわが目立ってきていないかな?」「あごのラインはどうだろう」「昨日よりも乾きやすいかも…」などなど、日々の変化を注意深くチェックするようにしましょう。そして、自分の年代や予想できるトラブルに合ったお手入れを地道に続けることです。

肌を美しく保つために何よりも大切なのは、「お金をかける」ことではありません。日々変わっていく、そして年代によって変化する肌を「気にかける」、そして「手間をかける」ことが何よりも効果的なのです。

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