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花粉症シーズンの肌を守るスキンケアおすすめ8選!肌荒れ・乾燥を防ぐ化粧品ランキング!
毎年たくさんの人が悩まされる花粉症。そしてそんな花粉症は、肌のトラブルと実はとても深い関係にあることをご存知ですか?
実は花粉症になる人は、体内の免疫機能だけでなく肌のバリア機能に問題がある場合が多く、ひと一倍スキンケアには気を付ける必要があるのです。
今回はそんなデリケートな花粉症の肌でも安心して使える、おすすめのアイテムから正しいスキンケア方法までご紹介。悩ましい花粉症の季節が来る前に、ひと足早く万全のスキンケアで花粉症対策を始めましょう!
目次
この記事で紹介する花粉症の肌におすすめのスキンケアシリーズ!
1,花粉症の人はスキンケア選びが大切!その理由は?
我慢できないほど目がかゆかったり、鼻水やくしゃみが止まらなかったり、花粉症の辛さはなってみないと分かりません。
しかし花粉症の症状はそれだけではありません。実は、花粉の季節になると始まる肌荒れやかゆみも、花粉症の症状の一種。そこで花粉症の人には、その人に合ったスキンケアが必要になるのです。
1-1,そもそも肌荒れはバリア機能の低下が原因
引用元:https://www.kao.com/jp/
肌のトラブルが起こる原因は、ほとんどが外部刺激に対するバリア機能の低下にあります。
まず私たちの肌の構造を見てみましょう。皮膚の表面を覆っているのは、「表皮」と呼ばれる4つの薄い層の集まりです。その中でも最も外側にあるのが「角質層(角層)」です。
角質層も非常に細かい組織の集まりで、ベースになる「角質層細胞」の間を「細胞間脂質」がすき間なく埋めて、非常に密度の高い構造を作っています。
この細胞間脂質こそが、スキンケアのカギを握っていると言っても良いでしょう。細胞間脂質は「セラミド」と水分子の層が重なりあって、まるでティラミスのような層状構造を形成しています。
引用元:https://www.kao.com/
高密度の細胞間脂質は、花粉などの外部からの刺激をブロックして、同時に必要な水分を肌の内側に保持しておく働きをしています。これがいわゆる「肌のバリア機能」です。
肌にトラブルが起こりすい人や敏感肌の人は、この肌のバリア機能が低下していると考えられます。
そのため外からの刺激に対して過敏に反応したり、肌の水分が必要以上に蒸散することで、肌荒れや乾燥肌になってしまうのです。
それを防ぐために大切なのは、健康的で丈夫な角質層を作るために、セラミドを充分に補給することと、肌の保湿力を高めることです。
1-2,花粉シーズンは花粉皮膚炎と摩擦ダメージがバリア機能を低下させる
では実際に花粉シーズンになると、肌ではどんな仕組みでトラブルが起こっているのでしょうか?
肌のバリア機能の低下は、1つは花粉そのものが引き起こす炎症と、もう1つはかゆみのために肌をかいたりする、二次的な刺激によって起こります。
花粉は『花粉皮膚炎』を引き起こす
花粉症の症状としては、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどですが、最近では肌のトラブルとして現れる「花粉皮膚炎(花粉症皮膚炎)」もその一つに数えられるようになりました。
花粉症はアレルギー性疾患の一つです。私たちの身体は外部からの侵入者に対して、それを異物と判断して防御する「免疫機能」と呼ばれる仕組みを持っています。
現在アレルギーの症状は、免疫機能が過剰に反応することで起こると考えられています。
本来は身体を守るために働く免疫機能が、逆に身体にとって好ましくない反応を引き起こしてしまうのです。
花粉のような外部からの刺激物は、アレルギーの「抗原」や「アレルゲン」と呼ばれます。
花粉が体内に侵入すると、身体はそれを異物と認識して、花粉に対する番人のような「抗体」を作り出します。
アレルギー反応を起こさない人の場合、抗体が花粉の動きを封じ込めて無害化してしまいます。しかしアレルギー症状がある人の場合、そうはいきません。
花粉のような抗原に反応するのは「IgE抗体」と呼ばれていますが、そこに抗原が付着すると、そのまま「肥満細胞(マスト細胞)」と呼ばれる細胞の周囲に集まります。
すると肥満細胞は「ヒスタミン」などの生理活性物質を放出します。ヒスタミンは体内機能には欠かせない物質で、身体に入ってきた異物を排除する働きもしています。
ところがアレルギー症状が出る人は、ヒスタミンが過剰に放出される傾向があり、それがかゆみやくしゃみ、鼻水などのアレルギー反応として現れてしまうのです。
花粉皮膚炎の厄介な点は、皮膚に付着した花粉による炎症だけでなく、体内に入った花粉に対するアレルギー反応としても起こってしまうことです。
肌のバリア機能を低下させるのは、直接肌にくっつく花粉と、体内からアレルギー反応を引き起こす花粉との2つ。
それが花粉皮膚炎となって現れて、肌荒れ・かゆみ・乾燥肌・湿疹などの、さまざまな肌のトラブルになってしまうのです。
花粉皮膚炎が発症する季節は、スギ花粉が飛び交う春先がピークです。しかしブタクサやシラカバなどの花粉が漂う、秋から12月にも発症することがあります。
症状は常に露出している顔や手の甲などに多く現れて、特に目の周辺や、服のえりなどと接触しやすい首などで悪化します。
また、詳しい理由は不明ですが、花粉皮膚炎は男性よりも女性の方に発症しやすいという特徴もあります。
これは、女性の方が普段からアクセサリーを付ける機会が多く、元々弱っている肌がアクセサリーと接触して摩擦ダメージが増えるからかもしれません。
かゆみで肌を擦る『摩擦ダメージ』も深刻
既に発症した花粉皮膚炎は、外部からの摩擦によるダメージでも悪化することがあります。
かゆみの症状が現れると、無意識の内にかゆい部分をかいてしまうことがあります。
かゆい部分は肌のバリア機能が低下している証拠。そのため、かゆい部分をかいて刺激してしまうと、さらにバリア機能が悪化して症状が悪化したり患部が広がる危険性も出てきます。
また、鼻水が止まらなくなると繰り返し鼻をかむことになり、鼻や口周辺の花粉皮膚炎を悪化させることにもなります。
花粉によって引き起こされた肌のトラブルが、肌への接触のような二次的要因で悪化してしまうのです。こうなると改善するどころか、花粉皮膚炎の負のループから抜け出せなくなってしまいます。
1-3,花粉症による肌トラブルは低刺激&高保湿なスキンケアを!
ここまでで見えてきたのは、花粉皮膚炎の改善には、肌に対する刺激をなるべく少なくすることと、肌に充分な水分を保持することが大切だということ。
そのためのスキンケアは、健康的な角質層を作るためにも、肌にたっぷりと潤いを与えることがポイントになります。
バリア機能の強化にはうるおいを維持するスキンケアが不可欠
角質層のバリア機能を強化するためには、細胞間脂質に充分なセラミドを補給した上で、セラミドと一緒に層構造を作る水分を維持する必要があります。
スキンケアのポイントは、肌の潤いをキープすることです。具体的にはまず、セラミドなどの保湿効果が高い成分を肌に浸透させること。そして同時に化粧水などで水分を補充して、その水分を維持するようにしましょう。
角質層のバリア機能が正常に機能すれば、花粉などの刺激物が外部から侵入できなくなります。ただしスキンケア商品そのものに、肌への刺激物が含まれていたら効果は水の泡。
花粉症の人がスキンケアを選ぶ場合には、保湿効果に優れていながら、低刺激にこだわった商品をチェックしてください。
では次に、実際に花粉症の人のための、スキンケア商品の選び方について説明します。
2,花粉症の人に合うオススメのスキンケア用品の選び方
花粉症のスキンケア選びのポイントは「高保湿」と「低刺激」の2つ。それでは、具体的にはどんな点に気をつけて商品を選べば良いのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
2-1,低刺激な高保湿成分が配合されているものを選ぶ
先程お伝えした通り、花粉症のスキンケアはいかに刺激を与えず肌を守る保湿成分を補給できるかがポイントです。
保湿成分は様々ですが、中でも低刺激かつ高保湿を叶えてくれるおすすめ成分を厳選したので、スキンケア用品を選ぶ際に成分をチェックしてみましょう。
セラミド
保湿成分として主役級の働きをするのが、ここで紹介するセラミドです。セラミドは化学的な分類では「スフィンゴ脂質」の一種ですが、簡単に言えば人の体内に存在する脂質(脂肪)のなかまのこと。
化粧水やサプリメントで補給するイメージがありますが、野菜・穀物・豆などに多く含まれている成分です。
食品中のセラミドは一度消化~吸収されてから、皮膚の中や細胞の中で再び再合成されます。
基本的には脂質なので、体内の脂と結合しやすいのはもちろんですが、セラミドが水分保持に効果的なのは、層を作って水を囲い込む性質があるからです。
セラミドは角質層の中の細胞間脂質にあり、水分と交互に重なり合いながら層状の構造を作っています。
上記の図の中で健康的な肌では、角質細胞のすき間がセラミドによって満たされています。
一方でトラブルを抱えた肌では、セラミドが不足して水分が蒸散しやすくなる上に、外部からの刺激に対する防御機能も低下しています。
角質層に存在するセラミドは1種類ではなく、6種類(研究者によっては7種類)あると言われています。
それぞれ微妙に役目が違いますが、いずれも高い水分保持能力と、肌のバリア機能を維持する能力を持っています。
その中でも「セラミド2」と呼ばれるタイプが、最も水分保持機能が高いことで知られています。しかも他のタイプと比較して、角質層の中に最も多く含まれていて、全体の約20%がセラミド2だと言われています。
そして、人の肌に近いセラミドのことをヒト型セラミドと呼びます。
花粉症に悩む人の場合は、このヒト型セラミドが配合された化粧水を選びましょう。ヒト型セラミドには、肌への刺激が非常に少ないという特長もあります。
化粧水に使われるセラミドは、私たちの体内で作られるセラミドとは別物です。原材料によって4つに分類されるセラミドを、簡単に確認しておきましょう。
化粧水用セラミドの種類
天然セラミド…主に馬などの動物から抽出した、天然成分のセラミド。
ヒト型セラミド…主に酵母から作られる、人のセラミドとほとんど同じ構造のセラミド。
植物性セラミド…穀物や大豆から抽出されるセラミド。
合成セラミド…人工的な成分で化学的に合成された成分。疑似セラミドとも呼ばれる。
この内で天然セラミドは人のセラミドに近く、効果も高いのですが、残念ながら値段も高いのです。
また、植物性セラミドと合成セラミドは、正確にはセラミドではないため、あまり効果が期待できません。
人のセラミドと良く似ていて、しかも安価に安定的に作れるのは、4つの中でただ一つ、ヒト型セラミドだけです。
コラーゲン
美容成分としては圧倒的な知名度を誇るコラーゲンは、私たちの身体を作っているタンパク質の一種。建物で言えば、基礎や骨組みにもあたる、非常に重要な役割を果たす成分です。
体内のコラーゲンの約40%は皮膚に存在していて、肌を支える重要な働きをしています。コラーゲンがあるのは、表皮の内側にある「真皮(しんぴ)」の部分。上記の図の中では、網目状になって表皮を支えている部分です。
真皮の中にあって、しかも保湿成分ではないので、直接肌のバリア機能には関わっていません。
しかし表皮を内側から支えて、ハリとツヤのある肌を作るためには、健康的なコラーゲンが充分に補給される必要があります。
コラーゲンは動物性の食品に多く含まれ、食事から常に補給されていますが、年齢と共に体内で合成される量が減ってしまいます。そのため化粧水やサプリメントで、普段から余分に摂取する必要があるのです。
肌のバリア機能を高めるためには、肌のターンオーバーを活発にして、常に新しく健康的な肌を保たなければなりません。
そのターンオーバーの活性化に、コラーゲンは欠かすことのできない成分です。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸もコラーゲンと共に真皮を形成する成分で、非常に高い保水能力を持っている成分。
表皮の中では、コラーゲンでできた繊維構造のすき間を埋めながら、その中にたっぷりと水分を蓄えています。
この水分は表皮の保湿機能にも関わっています。しかしヒアルロン酸も年齢と共に失われる成分で、しかも食事からは充分に摂取できません。
そのため、スキンケア用品やサプリメントで、普段から補充する必要があるのです。
エラスチン
エラスチンもタンパク質の一種で、コラーゲンどうしをつなげる働きをしています。表皮を支える真皮の部分は、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の3つの成分が結びつくことでできています。
これら3つの成分が充分な量保たれていれば、肌のターンオーバーも活発になり、真皮だけでなく表皮も健康的な状態をキープできます。
花粉症の人のスキンケアでも、積極的に補給することをおすすめします。
スクワラン
「スクワレン」という物質は、表皮の外側にある油性の成分です。外気と直接触れ合う部分で、皮脂や水分と混ざり合いながら、天然のクリームとして肌を守っています。
化粧品に使われる「スクワラン」は、サメの肝油などから抽出したスクワレンを、人工的に加工して作られた成分です。
人間の皮脂と非常に良く似ているため、肌にとてもなじみやすい性質を持っています。
化粧水などでスクワランを肌に塗ると、すぐに皮脂となじんで、高い保湿効果を発揮してくれます。さらに表皮の外側にあるため、肌のバリア機能を高める働きもします。
そのため、セラミドと同様に積極的に取り入れたい保湿成分と言えますね。
アミノ酸(NMF)
NMFは「ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター」の略で、人の角質層に存在する天然保湿因子のことです。
NMFは角質層の中の、セラミドよりも外側の層にあり、同じように水分を蓄えて保つ働きをしています。
成分のベースはアミノ酸で、もちろん肌のバリア機能を高める働きもしています。
NMFは肌のターンオーバーによって、身体の中で作られる成分ですが、加齢と共に減少してしまいます。そのため常に化粧水などで補給する必要があります。
このように肌のバリア機能を高めて、角質層の水分を維持するためには、細胞間脂質で水分を保持するセラミドと、その外側で水分を蓄えるNMF。
そこに、最外層で水分の蒸散を防ぐスクワランが一体となることで、肌のバリア機能を正常に働かせてくれます。
2-2,花粉症対策処方のスキンケア用品を選ぶ
スキンケア商品の中には、特に花粉症による肌トラブルを意識して作られたものもあります。最近では各メーカーも、花粉症に対応したスキンケアに力を入れるようになってきました。
これらの商品にはメーカー独自の工夫が盛り込まれていますが、その特徴をいくつか確認してみましょう。
花粉症対応スキンケアの特徴
- 徹底して低刺激の成分にこだわっている。
- 洗顔フォームがセットになっていて、花粉を効率的に洗い流す。
- 肌に保護膜を作り、花粉の付着や侵入をブロックする。
- 通常よりもさらに保湿効果をアップしている。
メーカーによっては、花粉症に対応したスキンケア商品を、シリーズ化したりラインナップを強化したりしています。
これら花粉症対策に特化したスキンケアを使うことも、選択肢の一つとして考えてみてください。
2-3,肌の刺激になる成分が入っていないものを選ぶ
花粉症の人のスキンケアでは、化粧水などの成分中に、肌への刺激物が入っていないものを選ぶ必要があります。
肌への刺激となる成分は主に次のようなものです。
肌への刺激が強い成分一覧
- アルコール(エタノール、エチルアルコール)
- ビタミンC誘導体などの美白成分
- 不必要な防腐剤
- 界面活性剤
- オーガニック成分
では、それぞれの成分が肌に与える影響についてもチェックしておきましょう。
アルコール(エタノール、エチルアルコール)
スキンケア商品に使用されるアルコールは、ベース基材としてや、抗菌・殺菌・消毒のために配合されます。
しかし花粉症の肌には、充分刺激物になる可能性が高い成分です。アルコールは肌につけると、そこから浸透して皮下の血管を拡張させる作用があります。
またアルコールには揮発性があり、肌の水分を蒸発させるという作用もあります。保湿が大切な花粉症対策で、スキンケアによって水分が奪われてしまっては一大事です。
さらに体質によっては、アルコールそのものに対して肌がアレルギー反応を起こす場合もあります。肌が敏感な人は、アルコールの入っていないスキンケアを選びましょう。
美白成分
スキンケア商品に含まれる美白成分では、トラネキサム酸・L-システイン・ハイドロキノン・ビタミンC誘導体などが良く知られています。
通常は肌トラブルを起こす成分ではありませんが、花粉症でデリケートな肌には刺激が強過ぎたり、アレルギー反応を引き起こす可能性も。
美白成分は表皮から浸透して、黒ずみの原因になるメラニンの働きを抑制します。しかしスキンケア商品への含有量が多過ぎると、肌荒れなどの症状が出ることは、メーカー側でも注意を促しています。
美白成分は健康な肌状態の人でも刺激を感じる場合があったり濃度に注意が必要な成分です。花粉症の人は肌が敏感になっていることが多いため、使用を控えた方が良いでしょう。
防腐剤
スキンケア商品の品質を保つために使われる成分の一つが防腐剤です。良く知られている成分で、最も幅広く使われている防腐剤がパラベンです。パラベンにもいくつか種類があり、肌への刺激が強いほど防腐効果も高いという傾向があります。
いずれにしても花粉症の人は、パラベンを使っていないスキンケアを選んだ方が良いでしょう。
最近ではパラベンの代わりに、フェノキシエタノールなどの植物由来の防腐剤を使う商品も増えました。
この成分は無添加として販売されている商品にも、含まれている可能性があります。
パラベンよりも安全性が高いと言われていますが、同じ防腐効果を上げるためには、かなり多めに使用しなければなりません。
結果的には肌への刺激が強まるリスクがあると言えるため、避けた方が良いでしょう。
界面活性剤
スキンケアのための洗顔料には、界面活性剤が使用されています。この成分は化学的に合成されたものだけではありません。天然成分だけで作られた石けんも、界面活性剤の一つです。
スキンケアに洗顔は欠かせませんが、余りにも洗浄効果が高いと、肌に必要な皮脂まですっかり洗い流してしまいます。これでは肌のバリア機能も壊されてしまいます。
花粉症でデリケートな肌の洗顔料には、強い洗浄力を持った商品はおすすめできません。少し洗浄効果は抑えられていても、肌に優しい商品を選ぶようにしましょう。オーガニック成分配合の化粧品
天然由来の成分は、何となく身体に優しいというイメージがあります。しかしちょっと待ってください、花粉症を引き起こす花粉も立派な天然由来成分なのです。
植物の成分が花粉症のアレルゲンになるわけなので、天然植物成分からつくられたオーガニック化粧品は、花粉症の人にはアレルギー反応の原因になるかもしれません。
また、オーガニック化粧品は、一般的に複数の植物原料を配合しているため、その中のどれがアレルギーを引き起こすか分かりません。
花粉症の人は、肌が敏感過ぎることは間違いないので、ここで紹介したような肌の刺激物になる成分には、特に注意してスキンケア商品を選んでください。
3,花粉症の肌にもおすすめの低刺激スキンケア用品ランキング
ここから、花粉症の敏感な肌におすすめの、高保湿・低刺激なスキンケア用品を、ランキング形式で紹介します。
自分の肌に合わせたスキンケア選びの参考にしてください。
ディセンシア アヤナス
商品情報- ローションコンセントレート(濃密化粧水):20ml
- エッセンスコンセントレート(糖化ケア美容液):10g
- クリームコンセントレート(ハリアップクリーム):9g
- アイクリームコンセントレート(目元用アイクリーム)1回分
ポーラ研究所が、敏感肌と乾燥肌のために、独自の技術を結集して作り上げたのがディセンシアのアヤナス。
特許技術の「ヴァイタサイクルヴェール」が、肌の表面を優しく包み込み、花粉や雑菌などの外部刺激を完全にブロックします。しかも角質層からの水分の蒸散を抑え、肌の潤いを長時間保ちます。
アヤナスに含まれる「セラミドナノスフィア」は、セラミドを通常の1/20のナノサイズにまで微細化して、圧倒的な浸透力を実現。
さらにアヤナスには、コウキエキス・パルマリン・ジンセンXなどの、天然成分も配合されています。
これらの成分は肌の炎症を抑え、保湿・血行促進・抗酸化作用に高い効果を発揮するもの。
ポーラのブランドである「ディセンシア」は、長年の研究で培った、敏感肌のための特許技術の集大成。花粉症の肌トラブルに悩む人にとって、待ちに待ったパートナーになるはずです。
良い口コミをチェックビックリするくらい保湿効果が高かったです。 とろみがあるので、浸透は早くはないですが、じっくり時間をかけて馴染ませていけば、この化粧水だけでもモチモチな手触りです。 乾燥や敏感なお肌専用なので、とにかく安心して使える化粧水です。 化粧水というより、化粧液といっても過言ではないですね。
引用元:アヤナス ローション コンセントレート -クチコミ-
Twitterでの評判
まずはディセンシアのアヤナス。
— 鞠金 (@Hot_Honey_Rag) December 29, 2017
とろみのある化粧水と、ベタベタの無い美容液。クリームに油分が集約されているみたいで、これをつけたら急に肌がテロッとした。
香りは強すぎず、嫌いじゃない。
化粧水・美容液の二本だけの基本ケアで足りるか足りないかが購入を左右する鍵かな。(備忘録) pic.twitter.com/uU0TrtZJj5
Instagramでの評判
まずはトライアルセットを試してみよう!10日分のトライアルセットが、限定価格で試せます。化粧水・美容液・クリームの3ステップが1セットなのでかなりおトク。
10日というお試し期間で、早速効果が確かめられるかもしれません。スキンケア選びに迷っている皆さんは、ぜひトライアルセットを試してみてください。
資生堂 dプログラム モイストケア
商品情報- ディープクレンジングオイル(メーク落とし):2ml×2
- コンディショニングウォッシュ(洗顔料):20g
- モイストケア ローションW(化粧水):23ml
- モイストケア エマルジョンR(乳液):11ml
資生堂のdプログラムは、肌を守る「defense(ディフェンス)」と、美肌を育む「develop(ディベロップ)」の2つの「d」から名付けられたブランドシリーズ。
現在dプログラムには4つのタイプがあり、花粉症の肌に最適なのが、保湿力のアップと肌のバリア機能向上に特化した「モイストケア」です。
モイストケアが目指すのは、美しくかつ力強い「美肌バリア機能」の向上。
有効成分のトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムは、肌の炎症を抑える効果が高く、肌のバリア機能の回復に効果大。美白効果もあります。
天然成分のセイヨウサンザシエキスとイチョウエキスも配合して、高い保湿効果や抗炎症作用をプラスしています。
すべての商品が低刺激設計で、アルコールや防腐剤・香料などは一切使っていません。また日本の国内工場で製造され、アレルギーテストやパッチテストなどの安全対策も万全なので、安心して使うことができます。
良い口コミをチェック元々敏感肌で妊娠を機に肌が大荒れ!赤くヒリヒリした肌で皮膚科でステロイド剤を出され、塗布していました(><)
化粧水も敏感肌自然派のものでもしみていました。が!!こちらのは何ともなく使えています!!保湿力もあります‼︎現品購入すると思います
Twitterでの評判
水分量で驚異のゼロを叩き出しデパートの美容部員さんをフリーズさせた超乾燥肌の私、d プログラムのモイストケアを使いはじめて少し経ったんですけど、これなかなか良い感じがする サラサラしたのが好きな人は合わないかもだけど、乾燥が気になる人にはめっちゃ推したい
— シオタシオリ (@shiotashi0ri) December 16, 2017
Instagramでの評判
まずはトライアルセットを試してみよう!トライアルセットはたっぷりの7日分が、特別価格で試せます。しかもメイク落とし・洗顔料・化粧水・乳液の4つが1セット。
敏感な自分の肌に合うかどうかは、このセットではっきり分かるはず。気になる人はトライアルセットで、その手ごたえを確かめてみましょう。
資生堂 アレルバリアエッセンス
商品情報- 容量:40ml
- 販売価格:3,240円(税込)
「アレルバリア」は、肌表面に薄く均一な膜を張ることで、花粉やほこりなどの微粒子や紫外線から肌を守る、資生堂独自のバリア機能強化技術です。
基本的には日焼け止めとして使う商品ですが、アレルバリアは花粉をブロックする効果も非常に高く、しかも美容成分も配合されているため、美容液としての効果も期待できます。
日焼け止めには通常紫外線吸収剤が使われていますが、肌への刺激を考えて、アレルバリアではこの成分を使っていません。乳幼児でも使える安全性と低刺激が特徴です。
また化粧下地としての機能もあるので、メイクののり・もちもアップ。ウォータプルーフ対応ですが、石けんだけでもすぐに落とせるから手間がかかりません。
アルコール・防腐剤・香料などの添加物は一切使っていません。アレルギーテスト・パッチテストも万全なので、敏感肌でも安心して使うことができます。
良い口コミをチェック花粉症です。秋と春は大変です。
鼻はもちろん皮膚もかゆくなるので困っていましたが こちらを使うと軽減します。
Twitterでの評判
毎年この時期は、花粉からの肌あれが酷かったんだけど、dプログラムのアレルバリアエッセンスを使い出したら肌荒れが治ったっぽい。
— 宮地真緒 (@miyaji_mao) March 16, 2016
ちゃんと花粉、ブロックしてくれているみたい。ありがたや。
Instagramでの評判
まずはトライアルセットを試してみよう!残念ながら、アレルバリアエッセンスには、トライアルセットの設定がありません。しかし資生堂の公式オンラインショップでも、品切れになるほどの人気商品。
いざ花粉の時期に「買っておけばよかった!」となる前に、一つ購入しておくのがおすすめですよ!
常盤薬品 NOVⅢ(ノブ)
商品情報- メイク落とし:15g
- 洗顔料:15g
- 化粧水:20ml
- 乳液:8ml
- 保湿クリーム:4g
- +さっぱり化粧水2ml、白濁とろみ化粧水2ml、保湿美容液0.8g
セラミドを肌の外側から効果的に浸透させるには、かなり高い技術の壁がありました。しかしNOVⅢ(ノブ)シリーズのセラミドなら、角質層の深部にまで速やかにしみ込みます。
保湿力アップの決め手は、やはりセラミドを効果的に肌に浸透させることです。常盤薬品はセラミド液晶化技術によって、角質層内部のセラミドと同じ構造を持つセラミドを、美容液に配合することに成功しました。
NOVⅢシリーズには、皮脂の働きをサポートするスクワランと、天然保湿因子のNMF(アミノ酸)が配合されています。セラミドを含めたこれら3つの成分が、肌のバリア機能を効果的にアップ。
その上、保湿成分のヒアルロン酸・グリチルリチン酸・グリセリン・α-グリコシルグリセロールまで配合しているので、デリケートな花粉症の保護にもピッタリ。まさに花粉症の肌のために、いいとこどりのスキンケアです。
良い口コミをチェック1ヶ月使用しました。顎まわりのゴワつきや、乾燥、目元の小じわが改善されました。 人の肌に浸透しやすいセラミド3が、贅沢に入っているとのこと。
肌が潤ったせいか、ニキビ跡や、くすみも改善されたように思います。 ノブはミルキーローションや、新しくでた、とろみ化粧水もすごく良く、ツヤ肌を目指してる方にはオススメです。
Twitterでの評判
#おすすめコスメ#プチプラコスメ
— あ~き (@4696kurage) November 23, 2018
10代の頃、ニキビで悩んでた時は画像1枚目と2枚目。今はドクターシーラボを経て、画像3枚目の使ってる。因みにノブⅢはお高め(>_<) pic.twitter.com/EZEVqfcZsS
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まずはトライアルセットを試してみよう!NOVⅢはトライアルセットも豪華版です。メイク落とし・洗顔料・化粧水・乳液・保湿クリームが基本セットで、高保湿美容液10回分もプレゼントで付いてきます。
このセットが特別価格で7日間試せるとあっては、これを見逃すわけには行きません。
小林製薬 ヒフミド
商品情報- マイルドクレンジング(メイク落とし):10g
- ソープ(洗顔石けん):13g
- エッセンスローション(保湿化粧水):20ml
- エッセンスクリーム(保湿クリーム):4g
- UVプロテクトベース(日焼け止め・化粧下地):0.5g×5包
一般的に使われる合成セラミドと比較して、およそ3倍の保水力を持つ「ヒト型セラミド」を配合したのが「ヒフミド」です。
ヒト型セラミドは、角質層にあるセラミドとほぼ同じ構造のため、肌に浸透するとすぐに本来の保湿機能を発揮。同時に肌のバリア機能も高めてくれます。
ヒフミドは総合的なスキンケアのシリーズで、クレンジング・洗顔石けん・保湿化粧水・保湿クリーム・日焼け止めの5つがラインナップされています。
全てを1つのサイクルで使うのも良いし、必要なものだけ選んで使うのも自由。しかもどの商品も、花粉症などの敏感肌に配慮して作られています。
ヒフミドは安全性にも徹底しています。低刺激にこだわって、アルコール・防腐剤・香料・着色料などは一切不使用。
アレルギーテストやスティンギングテストもクリア。安心して使い続けられるスキンケアシリーズです。
良い口コミをチェックこの化粧水とクリームの2品だけでかなり普通の状態の近くまで持っていけました!
セラミドが私には必要で、肌にあっていただけかもしれませんが、個人的には同じような季節性やアレルギー性の乾燥肌の方にはオススメしたいと思います。
私はこのローションなしでは花粉症の季節は越せないです(笑)
引用元:小林製薬 ヒフミド -クチコミ-
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ヒフミドのソープと化粧水とクリーム
— つばさ (@go_to2) December 31, 2017
いままでいろいろ試してきたけどこれが一番いいかも!
フミィがセラミドセラミドっていう意味が分かった気がするw pic.twitter.com/rQT9MFnd8R
Instagramでの評判
まずはトライアルセットを試してみよう!トライアルセットの内容は、クレンジング・洗顔石けん・保湿化粧水・保湿クリーム・日焼け止めがたっぷり1週間分。
全てのアイテムにヒト型セラミドが配合された低刺激&高保湿スキンケアは滅多にありません。この機会にお得な値段で試してみましょう!
花王 キュレル
商品情報- 化粧水 III (とてもしっとり):30ml
- 潤浸保湿フェイスクリーム :10g
- 価格:オープン価格
花王の「キュレル」も総合的なスキンケアシリーズですが、ここではその中の潤浸保湿ミニセットを紹介します。
セットの内容は化粧水+クリームと、化粧水+乳液の2種類。それぞれ20日分とたっぷり入っているので、効果を試すには充分。
化粧水には潤い成分として、ユーカリエキスが配合されています。
ユーカリはアロマセラピーのオイルなどに使われ、抗菌作用や血行促進作用があります。
1999年に行われた花王研究所の実験結果では、ユーカリエキスには少なくなったセラミドの生成を促進して、角質層の水分量を増加させる効果が確認されました。
またクリームと乳液には同じくユーカリエキスの他、セラミドも配合されています。
消炎剤も含まれているので、肌トラブルの改善にも効果を発揮してくれるでしょう。
アルコールやその他添加物も一切使わず、アレルギーテストもクリアしているので、このミニセットで新しいスキンケアを始めてみましょう。
良い口コミをチェック乾燥がひどいので試しに購入しました。
化粧水はすっと入っていく感じで使用感が良いです。クリームは重たすぎず、それでいてしっかり保湿されています。
大きなサイズもぜひ購入したいと思います
引用元:潤浸保湿 ミニセット III とてもしっとり -クチコミ-
Twitterでの評判
私は病院の小児科の先生から、「保湿は花王のキュレルが良いよ」と勧められました。もともとは赤ちゃん用に開発した商品だそうで、安全安心だとか。うちの子(4ヶ月)も一時期ひどかったのですが、お風呂上がりに必ず目と口周りは避けて、顔と首にうっすら塗り続けたら落ち着きました。今も続けてます。 pic.twitter.com/ma1RAE3hBu
— 元ささき (@4047211Milk) May 30, 2018
Instagramでの評判
まずはトライアルセットを試してみよう!キュレルのミニセットは、この商品そのものがトライアルセットとして使えます。セットパターンが2種類あるのもうれしいところです。
どちらもたっぷり20日間試せるので、その効果と自分の肌との相性を、じっくりと確認できるでしょう。
アクセーヌ ADコントロール
商品情報- 商品名:エトヴォス 薬用アクネVCローション
- フェイシャルソープ AD(洗顔):30g
- AD コントロール ローション(化粧水):60ml
- +サンプル付き…クレンジングオイル、AD コントロール エッセンス(オイル&美容液)
「ADコントロール」は皮膚科専門医と共同開発した、敏感肌のためのスキンケアシリーズです。
アクセーヌは1970年代から、「肌に負担をかけないことで、肌をより美しくする」というコンセプトのもとで、低刺激にこだわったスキンケア商品を研究~開発してきました。
ADコントロールでは洗顔後の肌に着目して、いち早く保湿成分を角質層に届けるという、化粧水本来の機能にこだわっています。
成分には水とクエン酸・グリセリンなど、限られた6種類の成分だけが配合されています。保湿のために必要な成分だけなので、肌への刺激や影響はほとんどありません。
さらに化粧水の浸透そのものが刺激にならないように、浸透スピードをコントロールして、ゆっくりと肌にしみ込むように設計されています。
成分の配合バランスにも長年取り組み続け、ベタつかずにより長時間保湿効果が続く、ベストなバランスを確立。一度使えば、その保湿力の高さと持続性が体感できるでしょう。
良い口コミをチェック肌が敏感になっている時でもピリピリしないです。 他の化粧水がダメな時でもこの化粧水だけは使えます。
これ一つでもしっとりしますが美容液と一緒に使うとかなり保湿されます。 コスパも良くて乾燥する冬向きの商品です。
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アクセーヌのトライアルセットに入ってるADコントロールエッセンス
— 佐倉 かりん (さくら)*パーソナルカラー診断*顔タイプ診断*大阪 (@yymrtg) August 31, 2018
やっぱりめちゃくちゃ良い・・・!
潤いの膜を張って 目の下とかの皮膚の薄い部分を保護してキメを整えてくれる感じ✨
超敏感肌の時期でも使えた数少ないスキンケア😭✨
敏感肌で美容液諦めてる人は是非試してみて欲しい! pic.twitter.com/w7qPyyPmQp
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まずはトライアルセットを試してみよう!トライアルセットは、洗顔料・メイク落とし・化粧水・美容液の4つに、保湿液までプラスされています。
しかもメインの化粧水は、実際の商品のハーフサイズなので、たっぷりと14日間も試せるのは他にはない魅力です。
ラ・ロッシュ・ポゼ トレリアン
商品情報- トレリアン フォーミングクレンザー(洗顔料):15ml
- ターマルウォーター(プレ化粧水):50g
- トレリアン モイスチャー ローション(保湿化粧水):15ml
- トレリアン センシティブ リッチ(保湿クリーム):2.8g×2
「ラ・ロッシュ・ポゼ」は、1975年にフランスで誕生したスキンケア商品のブランドです。
敏感な肌にも刺激を与えにくく、安全性が高い製品を常に世界中に送り出してきました。
他のメーカーのスキンケアとの大きな違いは、ベースになる水そのものの質にあります。
「ターマルウォーター」は、フランス中西部に湧き出る天然水。この地の地層をゆっくり1700年かけて、地表まで通り抜けてきた特別な水は、ミネラルの一種であるセレンを豊富に含みます。
このターマルウォーターをベースに、グリセリン・クエン酸・グリチルリチン酸などを配合したのが「トレリアン」。
しかも日本国内の研究所で、日本人の敏感肌を対象に研究を行い、日本人に合ったスキンケア化粧水として誕生したのがトレリアンです。
肌のバリア機能を改善すると同時に、保湿成分が肌に潤いを与えて、その保湿効果は丸一日経っても持続するほどです。ベタつかない心地よい使用感と、無添加の安全性もおすすめのポイントです。
良い口コミをチェック肌を蘇えらせてくれました! 砂漠のようだった乾燥もしっとりに!ケアはこれと、美容クリームB5?だったかな?新しく出たやつのみ!化粧水つけて、美容クリーム、これで朝、肌つる!!!
ありがとうラロッシュポゼ!あ、化粧水もとても良いです♪
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【購入】ラロッシュポゼ トレリアン センシティブ リッチ
— きゃめ@コスメ垢 (@ichica1020) January 28, 2019
もう、保湿カツアゲババア的に大好きなクリーム。とにかく保湿保湿!そう保湿!みたいなクリーム。48H効果が続くらしい(公式より)乾燥がひどい時に塗る。 pic.twitter.com/dQmLBhuqnR
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まずはトライアルセットを試してみよう!お得なトライアルセットは4種類のアイテムが5日分試せます。洗顔料・プレ化粧水・保湿化粧水・保湿クリームのスキンケア用品がフルで入っているので、その実力をしっかりと体験可能。
ヨーロッパ敏感肌ケアカテゴリーでNo.1の実績を、ぜひ自分の肌で体感してみてください。
4,花粉症の肌を強くするスキンケアのポイント
ここまでで、花粉症で悩んでいる人にも、頼りになるスキンケア商品がたくさんあることが分かりました。しかし大切なのはここからです。
いくら優れた商品を使っても、使い方が正しくなければ効果は半減。ここからは実践編です。肌のバリア機能を高めて保湿力をアップする、花粉症の人のための正しいスキンケア方法をマスターしましょう。
肌に優しいクレンジングの方法
女性にとっては毎日欠かせないメイクですが、ベースメイクに使われている成分は、油性原料がほとんど。しかも最近は汗や水にも強いメイクが主流なので、普通の洗顔だけではなかなか落とせません。
そこでクレンジングが必要になるのですが、花粉症の敏感な肌にとっては、クレンジングの成分と使い方には注意が必要です。まずはその正しい手順から確認しましょう。
- 適量のクレンジングを手に取り、額・鼻・ほお・あごに付けます。
- 指の腹を使って、円を描くようにクレンジングを伸ばします。時間をかけると肌に負担がかかってしまうので、なるべく手早くメイクとなじませるのがポイントです。
- アイメイクや口紅など、特に落ちにくいところは優しく丁寧になじませましょう。
- すすぎはシャワーを使わず、ぬるま湯でクレンジングとメイクを落としましょう。冷水や高温のお湯は肌に負担をかけてしまいます。
クレンジングには界面活性剤が使われています。この洗浄成分が強過ぎると、花粉症の肌には刺激になってしまいます。成分表示に注意して、なるべく肌に刺激にならない商品を選んでください。
商品のタイプによっても、クレンジングの洗浄力は違います。油性や液状のタイプは比較的洗浄力が強めで、クリームや乳液タイプの方が、洗浄力は弱めですが低刺激です。
肌に優しい洗顔のやり方
洗顔のポイントは洗い過ぎないこと。肌に必要な皮脂まですっかり洗い流してしまうと、逆に肌荒れや乾燥肌の原因になってしまいます。
肌に優しい洗顔方法は、以下の手順で行うようにしましょう。
- 洗顔の前に良く手を洗って、手に付いた汚れや雑菌を取り除きます。
- ぬるま湯で軽く顔の汚れを洗い流します。この時もシャワーを使わず、手の平全体で顔を覆うように、優しく洗ってください。
- 適量の洗顔料を手に取り、充分に泡立ててください。洗顔はこの泡で洗うことがポイントです。決して洗顔料で直接肌をこすったりせず、肌にのせた泡で汚れを浮かせるようなイメージで洗ってください。
- すすぎもぬるま湯で充分に行います。もちろん手でごしごし洗ったりせず、優しくお湯を顔にかけるような感じで、丁寧に時間をかけて行いましょう。
通常は朝と夜の2回の洗顔がおすすめですが、花粉症の人の場合は肌への刺激を避けるためにも、夜帰宅してからの1回だけにした方が良いでしょう。朝はぬるま湯ですすぎ流す程度にしておきます。
洗顔料も成分に気を配って、強い界面活性剤などが使われていない、肌に優しいタイプの商品を選んでください。
またクレンジングや洗顔のタイミングですが、顔についている花粉を落とすためにも帰宅後なるべく早く実行するのがベストです。
うるおいをしっかり肌に届ける化粧水・美容液の使い方
花粉症の肌にとって最も重要な保湿ケアは、洗顔後すぐに行いましょう。洗顔後は肌表面が直接外気にさらされるので、保湿をしないと肌の乾燥が進んでしまうからです。
化粧水の正しい使い方は、以下の手順を参考にしてください。
- 充分に手を洗って清潔な状態にします。
- 適量の化粧水を手に取り、手の平に少し広げて温めます。温めることで肌へのなじみが良くなり、刺激を和らげることにもつながります。
- 手の平で顔を包み込むようにして、顔全体に化粧水をなじませます。頬~あごのラインから、額~鼻のラインへと順番に化粧水を伸ばしてください。1度に全体に伸ばすよりも、2~3回に分けて伸ばした方が良いでしょう。
- 乾燥しやすい部分や、目元などには重ねて付けることをおすすめします。
- 最後に手の平全体で顔を包み込み、化粧水がより深く浸透することをイメージしてください。
化粧水は手でつける以外にも、コットンにしみ込ませて使う方法があります。コットンを使う時には、あまり強くパッティングし過ぎて、肌に刺激を与えないように注意しましょう。
化粧水の後で美容液をつける場合も、その方法は化粧水とほとんど同じです。もしも手で温めることが、逆にかゆみの原因になったりする時には、手のひらの熱を伝えすぎないよう、手早く化粧水を使うようにしてください。
水分をキープさせる乳液・クリームの使い方
洗顔でメイクや汚れを落として、化粧水や美容液で保湿成分を肌に浸透させたら、今度はその潤いをキープするために、乳液やクリームでスキンケアの仕上げを行いましょう。
化粧水や美容液をつけたら、1分程度そのままにして、成分が浸透するのを待ちましょう。まだ化粧水や美容液が乾ききっていないうちに乳液やクリームを塗ると、肌の上で全て混ざってしまいます。
- まず手は清潔な状態を保っておきましょう。
- 適量の乳液やクリームを手に取り、やはり少し手の熱で温めてから、額~鼻、ほお~あごへと部分に分けて伸ばします。やり方は化粧水の場合と同じです。
- 目元や口元、さらに乾燥が気になる部分には、重ねてつけると効果的です。
乳液やクリームは、洗顔で失った油分を補充することで、肌表面で角質層の水分蒸発を抑える働きをします。これは皮脂の働きをサポートすることでもあります。
そのため普段から皮脂の分泌が多いところ、例えば額や鼻などテカりが気になるところには、あまりつけ過ぎないようにしましょう。
もともと皮脂が多いところは、自然に出てくる皮脂に任せておけば大丈夫です。
日焼け止めやベースメイクで花粉を肌につけない対策を
露出している肌に花粉を付けないために、ベースメイクを変えてみたり、花粉に対応した日焼け止めを使うという方法もあります。
まずはベースメイクですが、現在花粉ブロック機能のあるファンデーションがいくつか登場しています。これ1つでファンデーションと、花粉対策が同時にできてしまうので非常に重宝します。
このタイプのファンデーションは、肌表面に外部刺激に対する薄い保護膜を作ってくれます。その膜が花粉や細かいほこりなどをブロックするので、花粉が飛んでいる中でも安心して外出できます。
また本来は紫外線から肌を守るための日焼け止めですが、そこに花粉ブロック機能をプラスした商品も登場しています。
やはり肌表面に薄い膜を作って、花粉などの外部刺激をシャットアウト。乾燥肌や敏感肌向けの商品も揃っているので、季節によっては日焼け止めを活用するのも良いでしょう。
さらに今ではイオンの力を使った「透明マスク」も登場しています。
これはスプレータイプで、メイクの上からでもシュッとひと吹きすれば、イオンのベールが花粉をブロックしてくれるもの。 ただし成分が肌に合わない可能性もあるので、顔に使う前にパッチテストを行うなど、注意して使ってくださいね。
5,日常生活における花粉症対策のポイント
花粉症は普段の生活習慣を見直すだけでも、ある程度症状を抑えることができます。ちょっとしたことですが、ポイントは外から花粉を持ち込まないことです。
外出時はメガネやマスクなどで花粉を触れさせないように
花粉は皮膚の弱い部分に付着したり、呼吸によって体内に入り込むとそこでアレルギー反応を起こします。そのため、外出時は花粉との接触を物理的にシャットアウトしましょう。
花粉症の人は、外出時に必ず帽子・メガネ・マスクなどを身に着けて、肌の露出している部分をガードしましょう。また、ファッションに合わせてストールやタートルネックを着用するのも効果的ですよ。
今ではかなり進化した花粉グッズも手に入るので、積極的に活用してみてください。
ただし、直接肌に触れるストールやタートルネックは、肌に刺激にならない綿のものを選びましょう。
また、帽子や上着も素材にも注意が必要。ウールやアクリルニットような凹凸のある素材は花粉が入り込みやすいです。付いた花粉がすぐに落ちるような、滑らかでツルツルした素材を選んでください。
花粉の飛散量が多い日は洗濯物を干さない
晴れて風が強いなど、明らかに花粉が飛び回っている日には、洗濯物や布団を外に干さないようにしましょう。
花粉が付着した衣服をそのまま着用していると、肌に花粉に接触する危険性が高まります。
とくに布団やパジャマに花粉が付いていると、就寝中ずっと花粉に触れた状態で寝ることになります。これでは花粉から逃れるすべはありません。
花粉の時期は布団乾燥機やコインランドリーの利用、洗濯物も部屋干しするなどして、できる限り花粉を家の中に侵入させないようにしましょう。
また、洗濯物を取り入れる時はパンパンと叩いてから取り込む工夫も大切ですよ。
ウールの服は花粉がつきやすいので避ける
ウール素材の服はセーターでも上着でも、毛足が長い上に静電気を起こしやすいので、それで外出することは、みずから花粉を集めているようなもの。
そのまま帰宅して家に入ると、たっぷりの花粉が家中にまき散らされることになります。花粉の時期には、毛足の長いタイプの衣類は着用を避けましょう。
衣類の素材は綿やポリエステルなど、花粉が付着しにくいものを選ぶことが重要です。また、外出先から帰った時には家に入る前に、必ず服に付いた花粉を叩いて落とすことも忘れないでください。
花粉症の時期はアイメイクを控えめにする
目元は特に花粉症で肌トラブルを起こしやすいので、花粉をブロックする以外にも、花粉の時期にはメイクを控えめにした方が良いでしょう。
目の周辺に花粉皮膚炎などが起きた状態では、無意識の内に目をこすったりしてしまいます。その弱った肌にアイメイクをすると、それだけで肌にはかなりの負担がかかります。
またアイシャドウは崩れやすいため、目の周りに付着して肌トラブルを悪化させかねません。そんな時はアイシャドウベースを使って、メイクの崩れを抑えることも一つのポイントです。
他にもテレビやインターネットで、花粉の飛散情報をチェックしたり、部屋の掃除をこまめにするなど、日ごろからできる花粉症対策は色々あります。
花粉に悩まされない肌を作るために、スキンケア以外でもできることから始めてみましょう。
6,花粉症による肌荒れの治療は必ず病院で
花粉症による肌トラブルは日頃のスキンケアで、かなり予防や緩和をすることができます。
しかし、悪化した場合にはスキンケアだけに頼らず、必ず医療機関で治療してもらいましょう。
花粉症の治療ではステロイド剤の投与と、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬の服用がメインに行われます。
ステロイド軟膏の使用
花粉による肌トラブルの治療は、一般的な皮膚炎やアトピー性皮膚炎と同じように、ステロイド軟膏を患部に塗布して症状を抑えます。
ステロイド軟膏は、よく副作用が問題にされますが、症状によって使うべきタイプが、作用の強いものから弱いものまで細かく分類されています。症状にあった強さのものを、医師の指示に従って使用すれば、まず副作用の心配はありません。
市販のステロイド軟膏も多くの種類が販売されていますが、いずれも強度の弱いタイプのものです。しかし自己流で保湿剤と混ぜたりして塗り続けると、肌トラブルをさらに悪化させる可能性もあります。
ステロイド軟膏による治療は、必ず医療機関で医師の指示のもとで行いましょう。
ヒスタミン剤・抗アレルギー薬の内服
内服薬では抗ヒスタミン剤の服用が最も一般的です。
花粉症の症状の原因が、脂肪細胞から分泌されるヒスタミンにあることは既に説明しました。抗ヒスタミン剤は、そのヒスタミンの活動を抑制することで、花粉症の発症を抑える薬です。
抗アレルギー薬は、花粉に反応して起こる免疫機能をブロックすることで、花粉症の発症を抑える薬です。
このタイプの薬にはさまざまな種類があるので、自分の症状に合わせて、必ず医師に選んでもらうことをおすすめします。
抗ヒスタミン剤と抗アレルギー薬も、多くの商品が市販されています。しかし医療機関の薬よりも成分が抑えられているので、効果には個人差があるでしょう。
花粉症による深刻な肌トラブルは、自己流のスキンケアや市販薬に頼る前にまず医師に相談して適切な治療を受けてください。
その上で日常的なスキンケアを継続して、花粉に負けない丈夫で健康的な肌を手に入れましょう。
7,花粉症のスキンケアにおけるQ&A
最後に花粉症のスキンケアで、注意すべきことを確認しておきましょう。
Q,花粉が多い時の見分け方って?
今は毎日花粉シーズンになると、花粉の飛散情報や飛散予報まで知ることができます。
花粉が飛びやすいのは、主に以下のような条件の時です。
- 天気が良くて湿度が低い日
- 気温が高い日
- 風が強い日
- 雨が上がった翌日
また花粉は朝が少なく、昼頃に飛散量が最大になると言われています。
これらの条件を確認して、危険性が高い日や時間帯には外出を控えるか、完全防備での外出をおすすめします。洗濯や布団を干す時にも、ニュースやスマホなどで花粉情報をチェックし、その日の花粉の量を注意する習慣をつけましょう。
Q,花粉による肌荒れとそうでない場合の見分け方は?
A,いつもは大きな肌トラブルがないのに、花粉症を発症している際に肌のトラブルが起こった場合、花粉による肌荒れと判断できます。
2~4月ごろはスギやヒノキの花粉量がピークのシーズン。肌に付着した花粉が肌トラブルを起こしている可能性が大いに考えられます。
また、春先のような季節の変わり目は、健康な人でも体調不良や肌のトラブルを起こしやすいもの。花粉症の症状が出なくても、花粉による肌のトラブルが起きることもあるため、その際は花粉対策のスキンケアを行いましょう。
さらに言えば、顔や手など、普段露出する部分だけ肌トラブルになる場合も、花粉による症状と考えられます。
逆に、冬場や夏場など、季節的に花粉とは関係ない時季の肌トラブルは、花粉症が関連するとは考えにくいので、別な原因を考えてみましょう。
Q,秋は花粉症による肌荒れは起こらないの?
A,花粉症を秋に発症する人もいるため、肌荒れが起きる可能性はあります。秋の花粉はこキク科のブタクサやヨモギ、アサ科やイネ科植物など、低地の空き地などに生えている植物が花粉を飛ばすシーズン。
そのため、それらの花粉にアレルギーを持つ人は、花粉症の症状や肌荒れを起こすことも。
しかしブタクサやヨモギなどは花粉の量がスギなどに比べて少なく、生えている場所も限られます。そのため、秋の花粉症は比較的症状が軽い傾向にあります。
基本的にこうした植物が生えている場所に近づかなければ、花粉症や肌荒れに悩む必要はないでしょう。
8,まとめ
花粉症の季節になると肌の調子が悪くなるのは、花粉が原因です。
花粉は肌のバリア機能が低下すると、そこから侵入して肌トラブルを起こします。花粉症で引き起こされる症状はくしゃみや鼻水だけではないのです。
花粉に負けない肌を取り戻すには、肌のバリア機能を高めることと、とにかく保湿に力を入れることがポイント。
毎日の花粉対策を万全に、花粉症のためのスキンケアを続けて、花粉の季節にも悩まない健康的な肌を手に入れましょう!
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