油断しがちな春の乾燥肌対策!あらゆる原因に効果的なスキンケアとは?

油断しがちな春の乾燥肌対策!あらゆる原因に効果的なスキンケアとは?

厳しい寒さも和らぎ、肌の乾燥が気になる季節が終わったと、ホッとしている人も多いのではないでしょうか?

春になり保湿メインのお手入れを中断しようと考えている人は、ちょっと待って下さい。実は、春は冬よりも乾燥の要因が多く、まだまだ油断できない季節なのです。

春になったからといってすぐに保湿ケアをやめてしまうと、冬のお手入れが台無しになってしまいます。このページでは、春のスキンケア方法やおすすめアイテムなど、春の乾燥肌対策について紹介していきます。

乾燥肌ランキングでは、乾燥肌向け基礎化粧品のトライアルセットをまとめてみました。

春の乾燥はなぜ起こる?春に乾燥を招く5つの原因

春の乾燥肌は、冬とは少し違った要因で生じます。冬が終われば乾燥対策はしなくてもいいという誤った解釈をしている人が多いので、まずは春に乾燥が起こる原因を正しく理解することから始めましょう。

春はまだまだ湿度が低い

春の湿度は冬に比べて高い日が多いものの、安定していません。

一年を通してもっとも湿度が低い時期は、12~2月の間です。東京を例に挙げると、年間の平均湿度が70%近くなのに対し、1月は50%台、2月になると40%台に下がることもあります。

3月以降は徐々に上がっていきますが、その日の天気によって大きく変動します。春とはいえ暖房器具を使う日もありますので、室内の湿度は想像しているよりも低いのが現状です。

さらに、あたたかい日が続いていると思ったら、翌日気温が急激に低下したということもありますよね。春は気候が不安定な日が続きますから、梅雨入りするまでの間は湿度が安定しているとは言えないのです。

紫外線の量が多い

冬に引き続き湿度が低いことに加え、春になると紫外線量が一気に上昇します。紫外線は肌老化の一番の原因となるため、年間を通して対策をしなければいけません。

本来、肌には外部からの刺激をブロックするためのバリア機能が備わっているので、肌代謝が正常に行なわれているうちは、ある程度の紫外線は制御することができます。

ところが、繰り返し紫外線を浴び続けると肌のバリア機能自体が低下します。その結果、肌の水分が蒸発してしまい肌の乾燥を悪化させる原因となるのです。

気温差が激しい

気温差が激しい時の油断しがちな春の乾燥肌対策!あらゆる原因に効果的なスキンケアとは?を紹介しています。

一日の気温差、あるいは室内外の気温差が大きくなると、体温調節がスムーズに行なわれず、血行不良になります。血液は肌に必要な栄養を届ける役割を果たしているため、血行不良は肌代謝の悪化の原因となり、その結果肌の乾燥を招きます。

また、急激な気温の変化は汗や皮脂のバランスを乱します。汗と皮脂によって作られている皮脂膜は、「天然の保湿クリーム」とも呼ばれるほど肌の潤い維持には欠かせない成分です。気温差によって皮脂膜が減少すると、それだけ肌が無防備な状態になるのです。

さらに、気温差が激しい日は顔に限らず手の乾燥にも注意が必要。手はもともと皮脂腺が少なく、常に空気にさらされているため、水分が蒸発しやすく乾燥しやすい場所の一つです。水仕事や手洗いの機会が多い人は、手のひび割れや出血に注意しましょう。

新生活のストレス

新生活がスタートする春は、学校や職場の人間関係にストレスを感じる人が急増します。ストレスは身体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、中でも肌への影響は大きく、ストレスによってホルモンバランスが乱れると思わぬ肌トラブルの原因となります。

脳の中で、ホルモン分泌を指令する視床下部と、感情のコントロールを行う扁桃体(へんとうたい)はとても近い場所にあります。そのため、ホルモンの分泌は、ストレスの影響を受けやすいとされています。ホルモンの中でも特に女性ホルモンのエストロゲンはその影響を受けやすく、心やからだの状態にも大きく関わってきます。
引用元:美の大敵! ストレスとホルモンの関係

女性ホルモンには、肌や髪の潤いを維持し、脳や自律神経の働きを正常に保つ働きがあります。ストレスによって女性ホルモンが減少すると、肌はハリや潤いを失うだけでなく、バリア機能が低下し、外的刺激を受けやすい状態に変化します。

また、ストレスは肌のターンオーバーにも深く関係しています。ストレスを受けるとターンオーバーの周期が乱れ、肌細胞は未発達のまま保水やバリア機能を果たそうとします。未熟な肌細胞は本来の役割を十分に担うことができず、その結果乾燥肌が悪化してしまうのです。

花粉などによる肌ダメージ

毎年春になると多くの人を悩ませる花粉。とある化粧品会社のアンケートによると、花粉症に悩む人の約7割が何らかの肌トラブルを実感していることがわかりました。

花粉症による肌荒れなどの悪影響引用元:花粉症による肌荒れなどの悪影響

日本で花粉が飛び交う時期は、ちょうど空気が乾燥している季節です。ただでさえ空気が乾燥し肌のバリア機能が低下しやすい時ですから、花粉が付着することで肌はダメージを受けやすくなってしまいます。

また、花粉以外に黄砂やPM2.5なども乾燥肌の原因となります。どちらも偏西風に乗って、2~4月頃に日本に飛散します。花粉をはじめ、春は肌にダメージを与える物質が飛び交う季節なので、うがい手洗いやマスク着用を徹底し、外的刺激から肌を守ることを心がけましょう。

春の乾燥肌対策は洗顔から始まる

前項でも説明したとおり、春は花粉や黄砂、PM2.5などによって肌がダメージを受けやすい季節です。一日あたりの外出時間は短くても、1シーズンを通してみると肌にはかなりの負担がかかります。

乾燥肌のリスクを回避するため、肌に付着した汚れは帰宅後すぐに洗い流すことが大切です。ここからは肌に優しいクレンジングと洗顔方法を紹介します。

帰宅したらすぐにクレンジングを行う

油断しがちな春の乾燥肌対策!あらゆる原因に効果的なスキンケアとは?帰宅したらすぐに顔のクレンジングをすることが良いとされている理由について報告。

帰宅後は、できるだけ早くクレンジングを行ないましょう。クレンジングには、メイクを落とす役割のほかに、毛穴に詰まった皮脂汚れを浮き上がらせる役割があります。

主に油性の汚れを落とすのがクレンジングですが、スキンケアの一番初めのステップなので、この時点で多くの汚れを落とすことができます。

時々、クレンジング中にマッサージをしているという人がいますが、これは汚れを落とすどころか顔中に汚れを広げているのと同じなので、絶対にやめて下さい。クレンジングは、丁寧かつ時間をかけすぎないように手早く行なうことが大切です。

オイルタイプ・リキッドタイプ・クリームタイプ・ミルクタイプ・石けんタイプなど、色々なタイプのクレンジング剤を含むトライアルセットを、クレンジングランキングに集めてみました。

クレンジングはやさしいタイプを選ぶ

こってりメイクもしっかり落とせるオイルタイプのクレンジングは、乾燥肌対策をしている人にはあまりオススメできません。なぜかと言うと、オイルクレンジングは洗浄力が強い分、皮脂を過剰に落とし余計に乾燥を悪化させる恐れがあるからです。

肌への負担が少ないのは、ミルクやジェル、クリームタイプのクレンジングで、やわらかいテクスチャーと肌なじみの良さが特徴です。リキッドやウォータータイプは洗浄力があまり強くない上に界面活性剤が多く含まれるので、乾燥肌の人には不向きです。

また、拭き取りタイプのクレンジングは摩擦によって肌を傷つけてしまう恐れがあるため、使用はできるだけ控えましょう。目元や口元の落ちにくいポイントメイクのみ、専用のリムーバーを使って優しくメイクオフすることが大切です。

乾燥を防ぐクレンジングや洗顔のコツとは?

油断しがちな春の乾燥肌対策として、洗顔ごは、柔らかいタオルで拭くと良いです。

クレンジングと洗顔は、一歩間違えると肌の乾燥を悪化させる恐れがあるため、毎日慎重に行なわなければなりません。

まず、クレンジングの前は手についた汚れを顔に広げないように、必ず手洗いから始めましょう。手を清潔にしてから、ポイントメイク専用のリムーバーで落ちにくいマスカラや口紅をしっかりオフします。

クレンジングは皮膚が薄い部分を後回しにするのがポイントで、おでこ→鼻→頬→口周り→目元の順に行ないます。顔全体に優しくなじませたら、30~32℃のぬるま湯で手早く洗い流して下さい。

洗顔は、弾力のあるキメ細かい泡を作ることから始まります。手のひらを下に向けても落ちないくらいのしっかりした泡が目安です。洗う順番はクレンジングと同じで、手でゴシゴシこするのではなく、泡を転がすようにして洗顔し、最後にぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。

洗顔後はやわらかいタオルで抑えるようにして水分を吸い取ります。この後すぐにスキンケアができるように、近くに化粧水や乳液などを用意しておくのがいいですね。

春の乾燥肌対策は保湿がカギ!

春になると、気温の上昇にともなって皮脂の分泌量も増加します。テカリやベタつきを気にしすぎて保湿ケアをおろそかにしていると、表面はテカテカなのに肌の内側はカラカラに乾燥しているインナードライ肌の原因となることがあります。

美しい肌を手に入れるためには、どんな季節でも保湿メインのお手入れをすることが大切です。春の乾燥肌を改善するにあたり、まずは自分の肌状態を正しく理解し、春ならではのスキンケア方法を実践することから始めてみましょう。

見た目に騙されるインナードライ肌とは?

見た目に騙されるインナードライ肌の特徴をあげて、チェックリストでチェックしていきます。

インナードライ肌(乾燥性脂性肌)とは、極度の乾燥が原因で皮脂が過剰に分泌されている肌状態のことを言います。テカリやベタつきなど、主な症状はオイリー肌とほぼ同じですが、スキンケア方法は全く異なります。

インナードライ肌を自覚していない人も多く、誤ったお手入れで乾燥肌を悪化させてしまうこともあります。自分の肌状態を知るため、まずは以下のチェック項目に当てはまるものがないかどうかを確認してみましょう。

  • 洗顔後すぐは肌がつっぱるが、時間が経つとベタついてくる
  • 乳液や保湿クリームは使用しない(化粧水のみ)
  • メイク後に肌のつっぱりを感じる
  • 肌のキメが粗く、全体的にゴワついている
  • 自分は乾燥肌ではないと思っている

上記の項目に一つでも当てはまるものがある人は、すでにインナードライ肌になっている可能性があるので注意して下さい。

まず、インナードライ肌の人は自分の肌が乾燥しているという自覚がありません。オイリー肌もしくは混合肌だと思っていることが多いので、乾燥しやすい冬から春にかけて保湿ケアを怠る傾向にあります。

インナードライ肌は肌内部の潤いが不足しているため、自ら保湿しようと皮脂を多く分泌しようとします。その結果テカリやベタつきが気になりだし、自分の肌は乾燥とは無縁だと判断してしまうのです。

どんな肌質でも、化粧水で潤いを補充し、水分が逃げないように乳液でフタをするというお手入れは同じです。湿度が低い上に紫外線量が急増する春こそ、念入りな保湿ケアを心がけて下さいね。

湿度の低い春はたっぷりの保湿が肝心

湿度の低い春はたっぷりの保湿が肝心なのは、春の乾燥肌対策です。

あたたかな日差しが心地よい春は、室内にいると汗ばむほど気温が上昇する日もありますよね。身体があたたまることで汗や皮脂の分泌量は増えますが、乾燥肌に悩む人は春を甘く見てはいけません。

冬に引き続き、春はまだまだ湿度が低い季節です。空気の乾燥は肌の乾燥にも直結しますので、気温が高い日が続いても保湿メインのお手入れを継続することが大切です。

既述のとおり、春はさまざまな要因が重なって肌が乾燥します。外からの刺激はもちろんですが、慣れない新生活の戸惑いがストレスとなり、思わぬ肌トラブルを招くこともあります。春の乾燥肌対策には、冬と同じか、またはそれに近いたっぷりの保湿を心がけて下さいね。

保湿ランキングでは、「肌を保湿すること」に着目して作られた基礎化粧品のトライアルセットをまとめてみました。

しっかり保湿した肌は紫外線ダメージを受けにくい

美肌の強敵である紫外線は、春の乾燥肌にも大きなダメージを与えます。肌の水分量を奪うだけでなく、シミやたるみなど肌老化の一番の原因となるので、日頃から紫外線ダメージに負けない保湿ケアを徹底しましょう。

紫外線のダメージを防ぐには、肌のバリア機能を強化させることが大切です。バリア機能は3つの保湿因子によって保たれています。

肌には本来保湿成分をつくり、角質層内に水分を蓄えておく力が備わっています。それは3つの要素で成り立っています。①「天然保湿因子(NMF)」②「細胞間脂質」③「皮脂膜」です。この3つの要素はそれぞれ角質層の中での役割が異なるため、どれも欠かすことが出来ません。
引用元:肌の「バリア機能」を大切にしていますか?

これら3つの保湿因子のバランスが安定することで、肌のバリア機能が正常に機能します。つまり、保湿が行き届いている肌は紫外線ダメージを受けにくいということです。

紫外線に負けない強い肌を作るには、上記の成分が含まれている化粧品を使って肌にたっぷりと潤いを与えましょう。

春の乾燥肌対策におすすめのスキンケア用品の選び方

まだまだ乾燥があなどれない春は、保湿力に優れ、バリア機能を高めてくれるスキンケア用品を使うことが大切です。ここからは、春の乾燥肌対策に欠かせない保湿成分や、潤いアップにつながるアイテムを紹介します。

春におすすめの化粧水成分

保湿の基本となる化粧品は、潤い成分がたっぷり配合されているものを選びましょう。春の乾燥肌対策には以下の成分が効果的です。

セラミド

化粧品に配合される成分の中でも高い保湿力を誇るのがセラミドです。もともと体内で生成されるものですが、20歳頃をピークに減少し始め、40代を過ぎることには20歳の約半分まで減ってしまうことがわかっています。

セラミドは肌の角質層で、細胞と細胞の中でスポンジのように水分や油分を抱えこんでいるような存在(細胞間脂質)です。 肌や髪のうるおいに欠かせない働きをします。肌の角質層は角質細胞が何層にも重なってできており、その一つ一つを接着しているような状況です。セラミドは細胞間脂質の主成分にあたり約半分の50%を占めています。
引用元:セラミドとは

敏感肌やアトピー性皮膚炎の改善にも効果を発揮するとされるセラミド。傷つきやすい春の乾燥肌を守るには、セラミド配合の化粧水で肌にたっぷりと潤いを与えてあげて下さいね。

ヒアルロン酸

セラミドと同じく、高い保湿効果が期待できるのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸の特徴は、たった1gで6Lの水分を保持できる驚きの保水力にあります。肌以外にも血液や関節など、さまざまな器官を構成するのに欠かせない成分です。

皮膚は大きく分けて3つの層に分類されます。表面から、表皮・真皮・皮下組織の順に並んでいますが、ヒアルロン酸は皮膚組織の大部分を占めている真皮に存在します。内側に水分をためこむことで肌の乾燥を防ぐ役割を果たしているのです。

ヒアルロン酸の働きによって水分量が確保されると、花粉や細菌から肌を守るバリア機能が強化されます。肌の潤いだけでなく、外からの刺激を防ぐ効果も期待できるのがヒアルロン酸です。

NMF(天然保湿因子)

NMF(天然保湿因子)とは、もともと肌に備わっている保湿成分のことで、アミノ酸や尿素、ミネラル塩など約20種類の成分の総称です。水に溶けやすく、水分を吸着する働きがあるので、皮脂と混ざり合いながら肌のバリア機能を維持しています。

角層に含まれるNMFの量が減少すると、角層保湿機能が低下し、乾燥肌になりやすい。実際に、冬季の乾燥肌、老人性乾皮症、アトピー性乾皮症などにおいて角層中のアミノ酸含量が低下し、角層水分量が低下することが報告されている。
引用元:天然保湿因子

NMFの特徴は、優れた保湿力と、肌の水分が蒸発しないようにフタをする役割を担っていることです。これはつまり、NMFが化粧水と乳液2本分の役割を果たしているということです。

上記で紹介した3つの成分は、どれも保湿力に優れ、肌のバリア機能を高める効果が期待できます。春の乾燥肌対策に向けて化粧水を選ぶ時は、配合されている成分に注目し、潤い効果が高い商品を選ぶようにして下さいね。

春の乾燥に注意したい成分

乾燥肌対策は化粧品の保湿成分も大切ですが、乾燥を悪化させる成分が配合されていないかどうかもチェックしなければなりません。

乾燥肌の人がもっとも注意しなければいけない成分がアルコール(エタノール)です。洗浄・殺菌効果が強いことから、ニキビケアやオイリー肌向けの化粧品に含まれていることが多いですが、乾燥肌の人には逆効果の成分です。

アルコール配合の化粧水はさっぱりとした使用感が特徴ですが、これはアルコール特有の高い揮発性によるものです。化粧水の成分はもとより、肌の水分まで蒸発させてしまうので、乾燥肌を悪化させる原因となる恐れがあります。

春のスキンケア用品を選ぶ時は、どのような保湿成分が配合されているかと、その化粧品がアルコールフリーかどうかもあわせてチェックしてみて下さいね。

さらなる潤いのためにプラスしたいアイテム

さらなる潤いのためにプラスしたいアイテムとして、フェイスマスクがあります。スペシャルケアとしても◎

スキンケアの基本は洗顔・化粧水・乳液ですが、乾燥や外的刺激の多い春はさらなる潤いのためにスペシャルケアを取り入れましょう。

顔全体の保湿にはパックでのお手入れが効果的です。シートタイプやクリーム状のもの、自分の化粧水をしみ込ませて使うタイプなど種類はさまざまですが、成分や使い心地で好みのものを選んで構いません。乾燥しやすい目元は専用のパックで重点的に保湿をしましょう。

外出先で乾燥が気になった時、すぐに保湿ができるように持ち歩き用の化粧水を用意するのもオススメです。メイクの上から使えるものや、ミストタイプで顔全体に吹きかけられるものが便利です。

春の乾燥を防ぐおすすめアイテム

春の乾燥肌は、思っている以上に手ごわいものです。丁寧に保湿ケアをしていても、時間が経つと粉を吹いてしまったり、乾燥が悪化して肌がゴワゴワ硬くなってしまったという人もいるかも知れません。

乾燥に負けない強い肌をつくるには、毎日のスキンケア以外に日焼け止めクリームや帽子、花粉対策のスプレーなどを使うのが効果的です。ここからは、春の乾燥肌対策に役立つ便利なアイテムを紹介していきます。

紫外線対策用の下地やクリーム

紫外線対策用の下地やクリームが、油断しがちな春の乾燥肌対策方法として◎です。

日焼け止めは夏しか使用しないという人は多いと思いますが、紫外線量が急増する春こそ念入りな日焼け対策が必要です。紫外線から肌を守るには、日焼け止めクリームやUVカットできる化粧下地を使用する習慣をつけましょう。

日焼け止めに書かれている「SPF」と「PA」は、どれだけ紫外線を防ぐことができるかを表す指標です。通勤や通学などの日常使いをする場合はSPF30、PA++を目安に、レジャーの際はSPF50、PA++++のものを選ぶようにして下さい。

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PFやPAは、その値が大きくなればなるほど肌への負担も大きくなります。日焼けを防ぎたいからと言って値の高いものを日常使いすると、かえって乾燥を悪化させる原因となることがあります。紫外線対策用の下地やクリームは、その日の予定に合わせて使い分けることが大切です。

紫外線防止効果のある化粧下地などを含むお試しセットを日焼け止めランキングにまとめてみました。

帽子や日傘などの紫外線防止グッズ

帽子や日傘などに寄る、春の乾燥肌対策。

紫外線対策には帽子や日傘も効果的です。最近はUV加工が施された商品が多数販売されているので、レジャーの機会が増える春に備えて準備しておくのもいいかも知れませんね。

紫外線対策用の帽子を選ぶ時は、つばの大きさに着目しましょう。つばが7cm以上あると60%程度の紫外線をカットすることができると言われています。紫外線対策用のアイテムは、紫外線透過率が低い黒色のものを選ぶのがオススメです。

紫外線対策用のアイテムは生地を染色する際にUV加工を施していますが、日々の紫外線や摩擦などのダメージが積み重なると、その分紫外線防止効果も低下してしまいます。品質を長持ちさせるには、乾燥させてから暗い場所で保管するようにして下さい。

マスク

風邪やインフルエンザ対策に欠かせないマスクは、春の乾燥肌対策にも活用することができます。マスクをすると乾いた空気に肌が触れずに済みますし、マスクの内側は湿度が上がるため乾燥から肌を守ることができます。

マスクでの乾燥肌対策をする場合、いくつか注意しなければいけないことがあります。まず、マスクを外すたび保湿ケアを必ず行なって下さい。マスクを外すと頬や口周りの蒸気が一気に乾燥してしまうので、そのままにすると乾燥が余計に悪化してしまうことがあります。

また、ウイルス対策用のマスクでは紫外線は予防できないことも頭に入れておきましょう。最近はUVカットマスクが販売されているので、保湿と紫外線対策をダブルで行いたい人は専用のマスクを活用するのがいいかも知れません。

花粉やPM2.5対策のスプレー

花粉やPM2.5対策のスプレーは肌以外にも髪にも有効です。

肌のバリア機能を低下させ、乾燥を悪化させる原因となる花粉やPM2.5は、専用スプレーを使って肌や服に付着するのを防ぎましょう。

花粉やPM2.5対策のスプレーは、肌以外にも髪の毛や洋服にも使うことができます。スプレーを吹きかけることで花粉が体内に侵入するのを防ぎ、肌の乾燥を未然に防ぐことができるのです。

花粉やPM2.5対策のスプレーには、子供でも使えるものや、メイクの上から吹きかけられるものなどさまざまな種類があります。スプレーを選ぶ時は、前項で紹介した保湿成分を参考にしながら、アルコールフリーまたはアルコール配合量ができるだけ少ないものを選ぶようにして下さいね。

スキンケア以外にできる春の乾燥肌対策

乾燥肌対策には日々の保湿ケアが重要ですが、スキンケア以外にも春の乾燥肌を予防できる方法があります。すぐに取り入れられる簡単なものばかりなので、今日から早速実行してみましょう。

軽めのメイクを心がける

クレンジングによる肌への負担を減らすため、特別な日以外は軽めのメイクを心がけましょう。とくに、花粉の影響を受けやすい目元や鼻の周りはちょっとした摩擦が刺激となるので、メイク用品やクレンジングで負担をかけないように気をつけて下さい。

春の乾燥肌には、ミネラルパウダーを使ったベースメイクがオススメです。ミネラルパウダーには界面活性剤や防腐剤が含まれていないので、肌に負担をかけることなくメイクを楽しむことができます。ファンデーションよりもさらっとした付け心地なので、簡単に洗い流すことができます。

最近はすっぴん風や透明感のあるメイクが流行っているので、保湿ケアを丁寧に行ないつつ、素肌感を活かせるような軽めのメイクを楽しんで下さいね。

生活習慣を整える

春の乾燥肌対策として、自律神経を整えるためにも、睡眠は大事だったりします。

春は環境の変化で自律神経やホルモンバランスが乱れやすい季節です。ストレスをためないように生活習慣を整えることが大切です。

丁寧に保湿ケアをしていても肌状態がなかなか改善されないという人は、毎日の睡眠時間を見直してみましょう。「寝不足は美肌の天敵」と言われるように、睡眠時間が短いと肌代謝が乱れ、乾燥肌を悪化させる原因となります。

お肌のターンオーバーを一定の周期に保つ働きをしているのは「成長ホルモン」です。この成長ホルモンは睡眠中に分泌されるので、睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌量も低下し、お肌のターンオーバーが遅れがちになります。そのため、睡眠不足によってターンオーバーが乱れると、角質層内のセラミドなどの水分を保持する役割を担っている成分の生成量を減らしてしまうことになります。
引用元:乾燥肌の原因(3)生活習慣

とくに、眠り始めてから4時間は成長ホルモンの分泌量がもっとも増える時間帯なので、睡眠時間が極端に短くならないよう夜更かしには注意して下さい。

一日の疲れを解消するには入浴も効果的です。あたたかいお湯につかると新陳代謝が活発になり、体内の老廃物を排出することで疲労回復につながります。リラクゼーション効果も期待できるので、疲れを感じる時こそお風呂で一日頑張った自分を労ってあげましょう。

また、適度な運動もストレス解消につながります。運動は週1回程度のハードなトレーニングよりも、毎日続けられる簡単なもので十分です。軽いストレッチや通勤時に歩く距離を増やしてみるなど、無理のない範囲で適度な運動を心がけて下さいね。

湿度が上がるまでは加湿器を利用する

湿度が上がるまでは加湿器を利用することも春の乾燥肌対策には、大切なことだったりします。

冬が終わり気分も晴れやかな春は、部屋の中をすっきり片付けたくなりますよね。暖房器具と一緒に加湿器も片付けようとしていませんか?春はまだまだ乾燥が続く季節です。夏に向けて湿度が安定するまでは、加湿器を利用し室内の乾燥を防ぎましょう。

春は気温差が激しい分、日によって湿度も大きく変化します。あたたかく湿度が高い日でも、エアコンが効いた室内に入れば空気の乾燥が気になることがあるかも知れません。

春の理想的な湿度は60~65%です。40%以下になると風邪などのウイルスが活動を始めることからも、湿度は最低でも50%以上でキープできるように心がけて下さい。乾燥が気になるオフィスでは、場所をとらない卓上加湿器を準備するのもオススメです。

春の乾燥肌対策まとめ

紫外線や花粉、環境の変化など、肌の負担が大きくなってしまう春。長い冬を乗り越えたことで保湿ケアをついサボってしまいがちですが、春だからこそ乾燥肌対策を万全に整えることが大切です。

紹介したスキンケア方法を実践しながら、乾燥に負けない強くて美しい肌を手に入れて下さいね!

年代別おすすめ基礎化粧品