女性医師が徹底解説!夏の紫外線対策シリーズ Part.2 様々な紫外線対策法

女性医師が徹底解説!夏の紫外線対策シリーズ Part.2 様々な紫外線対策法

前回は紫外線に関する基礎知識についてご説明させていただきました。紫外線の特徴やあたり方、お肌に与える影響についてご理解いただけたかと思います。

紫外線対策シリーズPart2の今回は、より具体的な内容になります。どのような紫外線対策の方法があるのか、どの方法が効果的なのかをご紹介していきますね。

実際に紫外線からお肌を守る生活習慣やアイテムについて、みなさまはどのくらいご存知ですか?

完璧に実践しています!という自信のある方は、答え合わせのつもりで読んでみてください。

まだ未経験の方法があるという方、紫外線対策を見直してみたいという方は、無理なくご自身の生活に取り入れられる方法を見つけてみてくださいね。

紫外線って?(おさらい)

紫外線の基本的なことについては紫外線シリーズ Part1で、しつこいほどご説明しましたので(笑)、さらっとポイントだけおさらいしていきましょう。

紫外線3種類とお肌への影響

紫外線A波:UV-A

生活紫外線と呼ばれる最も波長の長い長波長紫外線。大気による吸収をあまり受けず地表に達するので紫外線全体の約90%を占めます。

また波長が長いため、お肌の基底層から真皮中層にまで到達し、メラニンを生成する細胞メラノサイトの働きを活発にします。

そのためUV-Aを長時間浴びると、紫外線からお肌を守ろうとする正常な防御反応としてサンタン(いわゆる日焼けでお肌が黒くなること)が起こります。

また、お肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンの変性を起こし、シワやたるみの原因となります。

UV-Aをカットする指標はSPFではなくPA値です。

紫外線B波:UV-B

レジャー紫外線と呼ばれる中波長紫外線です。オゾン層により一部分が吸収され、残ったわずかなものが地表に到達します。

エネルギーが大きいため、お肌や眼などへの影響が大きく、主に表皮にダメージを与えます。

サンタンと呼ばれるいわゆる日焼け(皮膚の黒化=シミ・そばかすの原因となる)やサンバーン(炎症や水泡などの症状を示す紫外線によるヤケド)を引き起こし、皮膚ガンの原因ともなります。

SPF値が高いほど、UV-Bによるサンバーンが起こるまでの時間を長引かせることができます。

紫外線C波:UV-C

紫外線の中で最も波長の短い短波長紫外線です。成層圏またはそれより上空のオゾンや酸素分子により全てが吸収されるため、基本的に地表に到達することはありません。

しかし、オゾン層の破壊やオゾンホールの拡大により、有害なUV-CやUV-Bの一部が地表に到達してしまう危険性が高くなっていますので、注意してくださいね。

以上が、紫外線3種類の特徴とお肌への影響のおさらいでした。紫外線の注意点も、改めて確認をしておきましょう。

紫外線の強さと量は時間や季節、天候などで変化する

紫外線の強さは、次のような条件により変化します。

  • 時刻:正午あたりが1日で最も強くなる
  • 季節:6~8月(特にUV-Aは4~9月、UV-Bは7~8月に強くなる)
  • 天候:快晴>晴れ>薄曇り>曇り>雨
  • 標高:高いところで強くなる

UVインデックス(UV指標)を気にしてみましょう

人体への影響度を示す紫外線の強さの指標です。UVインデックスの数値が高いほど、人体にとって有害ということになります。

  • 3以上の場合:できる限り日射しを浴びない
  • 8以上の場合:できるだけ日中の外出を控える

紫外線による最大の悪影響「光老化」

老化の約80%が紫外線による影響、つまり光老化だと考えられており、紫外線はお肌にとって最も悪影響を及ぼすものとされています。

紫外線を浴びたお肌で発生する活性酸素が、乾燥やシワ、たるみなどの肌ダメージを引き起こし、光老化の原因となります。

紫外線は直射光以外からも浴びてしまうので注意

紫外線がお肌に届く経路として、太陽からの直射光、大気中での散乱光、地表からの反射光の3つがあります。

反射する割合は地表面の状態によって異なるので、環境に注意しましょう。
新雪(80%)>砂浜(25%)>水面>アスファルト>草地・土、の順に反射しやすくなります。

日焼け止めだけじゃない!様々な紫外線対策

紫外線対策といえば真っ先に思いつくのは日焼け止めでしょう。そして、既に一年を通して日焼け止めを使用されていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

ですが、紫外線はあらゆる方向から私たちを狙っているため、一層気を引き締めてガードしなくてはなりません。

そこで、様々な紫外線対策の方法についてご紹介していきます。

日焼け止め

日焼け止めの種類や効果的な使用法、メイクと絡めたお話などは、次回の紫外線対策シリーズPart3で詳しく解説させていただきます。

美白作用のある医薬品や美白サプリの内服

以前にこの連載でご説明した美白サプリなども、紫外線対策には効果的です。詳しい成分の作用や飲み方などについては、そちらの記事をご覧ください。

おさらいを兼ねて、特に紫外線に対して有効とされている成分を簡単にご説明しますね。

ビタミンC

メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを予防する作用があります。

ビタミンE

高い抗酸化作用を持ち、お肌の光老化を防ぐ効果が期待できます。

L-システイン

美白サプリに多く使用されている成分で、アミノ酸の一種です。メラニンの生成を抑制する作用があります。

プラセンタ

厚生労働省に認可されている美白有効成分で、動物の胎盤が原料となります。成長因子など豊富な成分を含んでおり、メラニンの沈着を予防します。また、チロシナーゼの活性を抑制し、メラニンの生成を抑える働きもあります。

エラグ酸

厚生労働省に認可されている美白有効成分で、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。チロシナーゼの働きを阻害することにより、シミ・そばかすを予防します。

PABA(パラアミノ安息香酸)

以前はビタミンB群の一種とされていた、詳細不明なビタミン様物質です。お肌や髪の毛を健やかに保つ働きがあり、単品のサプリとしても販売されています。

紫外線のお肌内部(真皮)への侵入を抑制し、DNAの損傷を防ぐ作用があるとされ、紫外線対策の美白成分として日本でいうところの厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局)が美白成分として認可しています。

食事や飲み物にちょっとした配慮を

食事や飲み物は1日に数回あるいは何度も摂取するものですから、「チリも積もれば山となる」ということで、少しだけでも配慮してみたいものですね。紫外線対策のための飲食物は、ひいては美肌や美白にも繋がります。

お肌のために食生活を丸ごと変えることは難しいと思いますので、現在のご自身の食事内容を見直して、置き換えられる部分、追加できることがあれば取り入れてみてはいかがでしょうか?

紫外線対策におけるオススメ食材&成分にくわえ、気を付けていただきたい成分をご紹介していきます。

紫外線対策にオススメの食材&成分

簡単にいいますと、抗酸化作用の強い食べ物が良いということになります。
抗酸化作用が強ければ、紫外線を浴びた際に発生してシミなどお肌へのダメージの原因となる活性酸素を減らすことができるからです。

抗酸化作用を持つ栄養素や食べ物は、ビタミンA、C、Eや亜鉛、ミネラル、カテキン、イソフラボン、トマトで有名なリコピン、ゴマに含まれるリグナンなどたくさんありますが、中でも簡単に摂取しやすいのはポリフェノールではないでしょうか。

ポリフェノールは、赤ワインやカカオに含まれている有名な抗酸化成分。
その他にも、次のような食品に多く含まれています。

フルーツ

バナナ、リンゴ、ベリー類、ザクロ、パイナップル、アボカド(紫外線対策において非常に優秀な食材)など

紫外線対策のためにフルーツを食べる場合には、できるだけ皮ごと食べることをオススメします。

その理由は、フルーツのポリフェノールは皮に多く含まれているから。ちょっとした工夫で、より多くのポリフェノールを摂取できます。

野菜

緑黄色野菜(特にニンジン、ほうれん草、かぼちゃ、サツマイモなどがβ-カロテンを多く含む)、トマト(リコピンを多く含む)、パプリカ、ピーマン、ブロッコリースプラウトなど

魚介類

サバ、鮭、イワシ、ニシン(オメガ3脂肪酸を多く含む)、うなぎ、アナゴ、ホタテや牡蠣(亜鉛を多く含む)など

その他

ゴマ、アーモンド(ビタミンEを多く含む)、カカオ成分の高いダークチョコレート、ココナッツオイル、納豆など

飲み物

緑茶(しかしカフェインの摂りすぎはNGです)、抹茶、コーヒー(カフェインの摂りすぎはNGなので飲み方に注意)

紫外線対策で注意したい食材&成分

絶対にダメ!というわけではないのですが、できれば気を付けていただきたい食材と成分も存在します。

美容マニアの方にとっては常識かもしれませんが、これはわりと有名な話です。

ソラレン

聴きなれない成分名かもしれませんが、ビタミンCが豊富な美肌作用があるとされる野菜やフルーツによく含まれています。

美肌作用があるのになぜ紫外線対策にはNGなの?と思われるかもしれませんね。答えはソラレンの特徴的な作用にあるのです。

ソラレンは、日光によるエネルギーを蓄積しやすい、つまり紫外線を吸収しやすいという特徴があり、蓄積された光エネルギーを皮膚のさらに奥まで放出してかゆみや赤み、シミやそばかすを引き起こしてしまいます。

この作用は、光毒性あるいは光感作と呼ばれます。

ソラレンは摂取してから約2時間で全身のお肌に影響して作用が活発になり、約7時間は体内に蓄積されたままになりますので、外出前の摂取は控えるようにしましょう。

ソラレンを含む食材

柑橘系のフルーツ(グレープフルーツ、オレンジ、レモン、みかんなど)、アセロラ、キウイ、きゅうり、ブロッコリー、セロリ、パセリ、シソ、三つ葉など

砂糖

過剰に摂取すると身体の免疫力が低下し、細菌やウィルスに弱くなるため、活性酸素が発生しやすくなります。

また、お肌の柔軟性を失わせるともいわれていますので、ダイエットの観点から見ても砂糖の摂取はできるだけ控えるのが良さそうですね。

カフェイン

カフェインを含んだ飲み物である緑茶やコーヒーは紫外線対策に良いのですが、それらが紫外線対策に役立つのはポリフェノールを含んでいるという点です。

逆にカフェインは体内の水分を喪失させる傾向があるため、過剰摂取により血行不良やお肌のターンオーバーの乱れを引き起こすリスクがあります。

摂取量や間隔に気を付けて適量を楽しむ分には問題はないと考えられます。

アルコール

アルコール摂取後に紫外線を浴びると、お肌が酸化しやすく、プロスタグランジンEという物質が作られやすくなります。

プロスタグランジンEは血管拡張薬としても使用されている成分ですので、当然ながら血管拡張作用があります。

そのため、アルコール摂取による血管の拡張と血行促進がプロスタグランジンEとの相乗効果で、より症状が顕著になる可能性があるのです。

紫外線を浴びながら飲酒をすると、お肌の赤みやかゆみ、水ぶくれなど炎症症状が起こることがありますので、ご注意くださいね。

服装や素材に気を付けましょう

紫外線からお肌を守るためには、服装やその素材に気を配ることも大切です。暑い季節ですから薄着をしたくなる気持ちもわかりますが、基本はお肌を直射日光に晒さないようにすること。

長袖の衣服やアームカバーなどで露出部分を保護しましょう。

「UVカット機能」「UVカット加工」などと書かれている素材がベストです。一見通常の素材のように見えても、紫外線対策としての効果は段違いになります。

UVカット可能な物質としてはカーボンやセラミック、チタンなどの無機物質をはじめコスメにも使用される紫外線吸収剤などが挙げられます。

UVカット素材は、物質を製造過程で繊維に練り込むタイプと、完成した生地や製品に紫外線吸収剤などを吹き付けるタイプに分けられます。

製品となってから後加工で付着させるタイプは、洗濯の回数に応じてUVカット加工の効果が減少していってしまうといわれています。

繊維に練り込んであるタイプですと、効果の持続性が長く、洗濯によるUVカット率の低下がほとんどないといわれています。

ちなみに、UVカット素材は化学繊維にしか練り込めないため、綿100%素材のUVカット製品というものは存在しないので、気を付けてくださいね。

きちんとしたUVカット素材の衣類を選べば、色にはそこまでこだわる必要もなく、自由にカラーコーディネートを楽しむことができます。

通常の素材でのUVカット率は?

全ての衣類を「UVカット機能つき」の製品で揃えるというのは難しそうです。では、UVカット素材以外では、どのようなものが良いか気になるところですね。 素材別UV遮蔽率

UVカット素材がもちろん圧倒的に紫外線をカットしてくれますが、ビニロン、ポリエステルといった化学繊維、そして羊毛もUV遮蔽率の高い素材です。

夏に羊毛は着ないかと思いますが…雪山での紫外線対策には役立ちそうですね。

また、素材だけでなく生地の織り方にも注目してみてください。UV遮蔽率の高い素材と色の衣類を選んでも、織り目が粗いと生地の隙間から紫外線が侵入してきてしまいます。

着心地や体感温度を度外視すれば、生地が分厚くきっちり織り込まれている素材が紫外線対策には有用ということになります。

Eriko's 豆知識

紫外線対策アイテムの色問題についてお話したいと思います。‘黒は紫外線を吸収する色’ということで、色の濃いものを選べばいいの?と思われるかもしれません。

あるいは‘白は紫外線を反射する色’なので、白を選ぶべき!というご意見があるかもしれませんよね。

そこでこちらの表をご覧ください。

色別のUV遮蔽率

研究データにより多少数値にばらつきはあるものの、UVカット加工なしの場合、圧倒的に紫外線を遮蔽するのはブラック、紫外線を遮蔽せず透過してしまうのがホワイトとなっています。

私は、個人的には常々「紫外線対策にはブラック!」だと思ってきました。

日光エネルギーを吸収してしまうので、身につけている衣服などそのものの温度は高くなってしまうかもしれませんが、白いアイテムは日光を反射するためどこに紫外線が当たるかわからない、という漠然とした不安があったからです。

ですので、この結果を見てなんとなく納得できました。

夏だからこそ白く薄手のかわいいお洋服を着たい気分になってしまいますが、紫外線対策という視点で考えると、黒くて厚手の衣類がベストなんですね…。

ただし、上記の通り、高性能のUVカット素材を使用した衣類を選べば、必ずしも黒にこだわる必要もなく、全身ブラックコーデにしなくて済みます。

UVカット加工が施されていれば、ピンクやオレンジ、ホワイトまでも紫外線の遮蔽率が高くなりますので、夏らしいカラフルなお洋服を着られますよね。

さらに注目すべきカラーはターコイズ!
ブラックと同様、UVカット加工があってもなくても、紫外線の遮蔽率が高いことがわかります。

当然生地が厚いものほど紫外線をカットしますから、デニムも紫外線対策には適したアイテムといえそうですね。

帽子・サングラスの着用

帽子は上空からの直射光を遮ってくれます。幅の広い帽子ほど直射光による紫外線を遮断しますが、散乱による紫外線をカットすることはできませんので、サングラスやメガネの併用が役立ちます。

サングラスやメガネは、散乱光や反射光による紫外線から、皮膚が薄く紫外線ダメージを受けやすい繊細な目元のお肌をガードしてくれます。

また、目に紫外線を浴びてしまうと、お肌を守っていてもメラニンの生成が促成され、お肌が黒くなったり、シミやそばかすができてしまったりすることがあるので、目の保護はとても大切です。

紫外線による白内障や角膜炎の予防にもなりますよ。

帽子によるUVカット率

帽子はハット、特に幅(つば)が広いものほど紫外線をカットしてくれます。古くから夏に麦わら帽子をかぶってきたのには理由があるんですね。

キャップはハットと比較すると全体的に紫外線を防ぐ効果が下がりますが、何もかぶらないよりは断然マシです。

紫外線対策には幅の広い、いわゆる女優帽のようなハットが最も適しているのかもしれません。

ちなみに私の場合

日常生活においては、夏に限らず、ファッションとして服装に合わせて帽子をかぶる機会は多いです。

顔が半分くらい隠れる大きなサングラスもよく着けていますし…(単なるすっぴん隠しの場合が多いというのはここだけの話)

単純に好みというだけで、夜中でも着用したりするので、紫外線対策という意識はあまりないのですが(笑)

しかし、やはり日射しが強い日、紫外線量の増える6~8月には、意識して幅広の帽子を選ぶことが多いかもしれません。

帽子&サングラス

かなりの近視である私にとって、コンタクトレンズは欠かせないアイテムです。

色々なカラコンを気分やヘアカラー、服装などによって使い分けていますが、普通のコンタクトレンズだけでなく、カラコンの中にもUVカットのものがあるのは嬉しいですよね!

オシャレと機能の両立って女性にとっては重要な問題ですもの。

UVカラコン01UVカラコン02

Eriko's 豆知識

紫外線のお肌への影響が、みなさまにとって最も気になるところでしょうが、眼への紫外線曝露も甘く見ると危険です。

UVカットのコンタクトレンズを装着していなくても、サングラスをかけていなくても、UVカット機能付きレンズのメガネでも紫外線を防ぐことができます。

これらUVカット機能を持つアイケア製品を使用することで、紫外線による眼への影響を90%減少させることができます。

気を付けたいポイントは、紫外線が当たるのは正面からだけではないということ。

コンタクトレンズの場合は仕方ないとして、メガネやサングラスを着用する場合、顔の大きさや骨格にフィットしたものを選ばないと、横や下、後ろからの紫外線が眼を刺激してしまいます。

紫外線の曝露から眼を守るためには、ある程度レンズが大きめのメガネやサングラスを選びましょう。

ちなみに、色が濃いサングラスを着けると、眼に入る光量が減るので瞳孔が開きます。

ですから、きちんとしたUVカット機能を持つレンズのサングラスを選択、あるいはUVカットのコンタクトレンズを中に装着していないと、サングラスをしていないときよりも眼に対する紫外線の影響が大きくなるというリスクがあります。

帽子とアイケア製品をうまく組み合わせ活用して、お肌だけでなく眼も紫外線から保護してあげるように心がけましょう。

日傘の活用

日差しを避けることが根本的な紫外線対策ではありますが、夏の晴れた日に絶対外出しないというわけにもいきません。

そこで、帽子やサングラス同様、直射日光からお肌や眼を保護するためのお役立ちアイテムが日傘です。

デザインも重視したいところですが、夏らしく薄い白レース地の日傘では、透過率が高く紫外線を浴びてしまうため、素材や機能をチェックしましょう。

また、日傘も大気中に散乱している紫外線を防ぐことはできませんので、気を付けてくださいね。

ちなみに私の場合

持つと必ず片手がふさがってしまうので、実は日傘・雨傘を問わず、私は傘を差すのがあまり好きではありません(笑)

ですが、やはり女子力をキープするため、より万全な紫外線対策を行うために、一応所持はしています。

雨晴兼用のものだと雨にも対応できるので便利ですよね。
最近の日傘は機能を重視しながらも可愛いデザインのものがたくさんあります。

日傘01日傘01 内側

こちらは帝人の遮熱ナノ日傘「日蔭だまり」です。

紫外線99.9%、近赤外線99.6%カットし、遮熱率96.6%を誇る日傘です。折りたたみ式だけでなく長傘もあり、撥水加工済みのため、小雨くらいの天候であれば対応可能です。

縁取りの刺繍が素敵なオシャレ日傘ですが、4層の特殊構造繊維を0.2mmにまで薄くしたハイテクノロジーな製品です。

日傘02日傘02 内側

大人気ゆえ、売り切れ続出で常に入荷待ちというサンバリア100の日傘を再入荷直後に何とかゲットしました!

色や柄に関係なく‘紫外線、赤外線、可視光線を100%カットする’というのが最大のポイントで、本当に画期的です。

従来の1級遮光日傘からさらに進化して、完全遮光を実現した大変な優れものですよ。

見た目も可愛いのでトータルファッションを邪魔しませんし、長傘のロング・ミドル・ショート、折りたたみ式の2段・3段から男性用まで展開されているため、(在庫さえあれば)ご自身のスタイルにマッチしたものを選べますね。

日傘の他にも、完全遮光の帽子やアームカバー、パーカーなどがありますので、気になる方はぜひサイトをチェックしてみてください!

まとめ

前回の紫外線対策Part1:基礎編から随分と間隔が空いてしまい、申し訳ございませんでした。

もうすっかり夏真っ盛りですが、みなさま正しく紫外線対策を行い、太陽と上手に付き合っていらっしゃいますか?

今回は完全に日常に密着した応用編となっていますので、ご自身の生活スタイルや現在行っている紫外線対策を見直し、間違った部分を改めるためのお役に立てればと思っております。

もしご存知ない新しい方法があったのであれば、ぜひ取り入れていただけると嬉しいです。

次回は紫外線対策シリーズPart3:完結編として、日焼け止めの種類や紫外線対策コスメ&メイク術などについて、私自身が使用している商品を含めてご紹介するつもりです。

どうぞお楽しみに~!

参考文献

  • 美容薬学検定試験公式ガイド&テキスト (一ツ橋書店)
  • 日本化粧品検定1級対策テキスト 著・小西さやか(主婦の友社)
  • 日本化粧品検定2級・3級対策テキスト 著・小西さやか(主婦の友社)
  • 一般社団法人 日本コスメティック協会 検定テキスト コスメQ&A 第2版(中央書院)
  • コスメティックQ&A事典 全面改訂最新版 (中央書院)
  • 美容と皮膚の新常識 監修・戸田浄 (中央書院)
  • 美容のヒフ科学 改訂9版 著・安田利顕 (南山堂)
  • 通販生活 2017盛夏号 (カタログハウス)
  • 環境省 紫外線環境保健マニュアル2015ホームページはこちら
  • 気象庁|オゾン層・紫外線の知識ホームページはこちら
  • UV素材ウエアとはホームページはこちら
  • 【医師監修】紫外線対策 服・地域編 | スキンケア大学ホームページはこちら
  • サンバリア100|完全遮光、日傘、遮光傘、紫外線アレルギーの方へホームページはこちら

脇坂英理子

著者プロフィール

脇坂 英理子

東京女子医科大学医学部を卒業。元々は麻酔科を專門としていたが、その後一般的な内科と美容内科・美容皮膚科も経験。現在は、医療・健康・美容などの知識を活かしライターとしても活躍中。

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