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バリア機能を向上させよう!アトピー肌の原因と化粧品選び

赤ちゃんや子供に多いイメージがあるアトピー肌ですが、大人になってから発症するケースもあります。中には化粧もできないほど、肌が赤く炎症してしまう方もいますよね。

そんなアトピー肌で悩んでいる方は多く、国民のおよそ1割にもなるといわれています。ここ10年でアトピー肌の全体数としては大きな変化は見られませんが、世代別にみると30代と40代で増加傾向にあります。

どんな原因で大人のアトピー肌が増えてしまったのでしょうか。今回はアトピー肌の原因とお勧めの成分をご紹介します。

症状とは?どんなことで悪化するの?

アトピー肌はアトピー性皮膚炎で起こる肌状態です。特徴は、赤く盛り上がった紅斑や小さなブツブツとした丘疹ができて、多くはかゆみを伴います。かゆいからと言ってかきむしると皮膚が固くなってしまったり、中の水分が出てきて化膿してしまうこともあります。

湿疹は顔や首回り、わきの下、肘の内側などの皮膚の柔らかい場所にできやすく、大人の場合は上半身に集中してできる傾向があります。

顔が赤みを帯びたり、乾燥してひび割れが起きたりと女性の方はお化粧をするのも大変な場合があります。とはいっても社会人の場合はすっぴんで出かけるのも抵抗があって、悩ましいところです。

アトピー性皮膚炎は慢性化することが多く、よくなったり悪くなったりを繰り返す反復性があり、完治の難しい病気です。

原因は一つじゃない!アトピーの原因

アトピー肌は以下のような原因で発症することがわかっています。

・アレルギー体質
ダニやほこり、花粉などのアレルギーの原因となる物質、アレルゲンに過剰に反応します。通常はウィルスやばい菌が体内に侵入すると抗体がつくられて、これらの異物から体を守ろうとする免疫が働きます。

しかしアレルギー体質の人はこの免疫反応に異常をきたして、本来害のないような物質でも反応してしまうのです。そのため、自分で自分を傷つけてしまう、アレルギー反応がでるのです。

・アトピー素因
家族にアレルギー体質の人がいるなどの遺伝や、免疫物質IGE抗体を作りやすい体質であることが考えられます。IGE抗体はアレルゲン物質が体に入ると作られ、皮膚や粘膜にある細胞にくっつきます。

そして再び同じアレルゲン物質が侵入してくると、ヒスタミンなどの化学物質が放出されて、アレルギー反応が起きるのです。

このほかにストレスや不規則な生活、女性の場合は月経なども関係してきます。これらの原因は1つだけではなく、いくつかの要因が重なって影響しています。

セラミドが上手く生成されない?バリア機能の低下とは

アトピー肌の原因としてバリア機能の低下もあげられます。

アトピー肌は肌の一番表面にある、角質層と皮脂膜の機能が低下しています。角質層と皮脂膜は肌のバリア機能を担っていて、アトピー肌はこのバリア機能が低下していることがわかっています。

角質層は内部に水分を保持することで細胞同士の結びつきを強化して、紫外線やばい菌などの異物が侵入してこないようにガードしてくれています。角質層には天然保湿因子(NMF)が、細胞間脂質にはセラミドがあり、この2つの成分が十分に足りていれば肌のバリア機能は正常に保てるのです。

しかし、アトピー性皮膚炎の人はセラミドが常に不足している状態です。通常セラミドは肌のターンオーバーの際に生成される成分ですが、アトピー肌の人は代謝異常が起こり、うまくセラミドが生成されずに、炎症物質が生成されてしまうのです。

バリア機能が低下している肌は洋服が摩擦してだけでも炎症が起こります。しかし、かゆいからと言ってかきむしると更にバリア機能は低下して症状は悪化してしまいます。

皮脂膜の主な成分は?

皮脂膜もバリア機能に関係しています。皮脂膜は角質膜の表面を覆っている汗と皮脂の混じりあった油膜で、角質層の水分の蒸発を防いでくれています。

また、肌を弱酸性に保って、常在菌が住みやすい環境を作り出し、常在菌は汗を食べて保湿効果のあるグリセリンを排出してくれています。グリセリンは保湿効果や肌を柔らくする効果があります。

皮脂膜の主な成分はスクワレン、ロウ、脂肪酸などで、これら脂分と汗が混ざりあったものが皮脂膜です。皮脂膜は肌の天然のクリームと言われ、肌の表面に潤いを与えて滑らかにして、乾燥や摩擦などで肌が傷つくのを防いでくれているのです。

しかしアトピー肌はこの皮脂膜も薄く、バリア機能の低下につながってしまうのです。アトピー肌の方は意識してセラミドやスクワレン、グリセリンなどのバリア機能に必要な成分を補うようにしましょう。

これらの成分は化粧品から簡単に補うことができますが同じ名称でも石油由来のものや植物由来の物など、原料は様々です。石油由来の合成のものより浸透性の高い植物性や動物性の方が良いでしょう。

どんな成分で保湿すればよいの?

アトピー肌の大きな原因はバリア機能の低下です。では、どんな成分でバリア機能を高めれば良いのでしょうか。

・スクワラン
スクワランは細胞に酸素を供給して新陳代謝を活発にする作用があります。また、角質が固くなるのを防ぎ、古い角質を剥がしやすくします。

・ホホバオイル
ホホバオイルは皮脂膜にも含まれているワックスエステルが主成分となっています。また血行を促すビタミンEや、肌細胞の増進を促すビタミンDが含まれています。

・馬油
馬油はびび、あかぎれ、切り傷などの民間治療薬として昔から親しまれてきた成分です。人の皮脂と似ている構造のため、非常に浸透力が高いのが特徴です。血行促進、殺菌作用があります。

これらのオイルはみな浸透性が高く、低刺激で肌に馴染みやすいのでお勧めです。 また皮膚科でよく処方されている白色ワセリンも保湿効果が期待できます。

・白色ワセリン
白色ワセリンは石油を精製したワセリンから不純物を取り除いたものです。保湿力が高く、乾燥によるかゆみを軽減してくれます。肌につけても吸収されずに肌表面に留まり、皮脂膜の代わりとなって外部刺激から肌を守ってくれます。

しかし塗りすぎは毛穴をふさいで皮脂の分泌を阻害したり、熱がこもってかゆみが増すこともあります。塗りすぎには注意しましょう。

アトピー肌が避けた方が良い成分は?

ここではアトピー肌の方が、避けた方が良い成分をご紹介します。

・エタノール
アルコール成分であるエタノールは揮発性が高いのが特徴です。さっぱりとしたつけ心地が得られますが、エタノールが蒸発する際に肌にある水分まで一緒に蒸発してしまい、乾燥を招きます。乾燥はアトピーを悪化させる要因となりますので注意してください。

・合成界面活性剤
クレンジングや化粧品の乳化剤など幅広く使われている合成界面活性剤ですが、アトピー肌は避けた方が良い成分です。

特に洗浄力の高いラウリル系などの石油系合成界面活性剤は注意が必要です。皮脂を必要以上に取ってしまいますので避けた方が良いでしょう。

・紫外線吸収剤
紫外線吸収剤は紫外線を取り込んで熱エネルギーに変えることで紫外線から肌を守っています。肌の上で化学反応が起きるわけですから、アトピー肌にとっては刺激が強すぎる成分です。

・合成ポリマー
ポリマー自体は賛否両論あり、審議のほどは定かではありませんが、アトピー肌にはお勧めできません。ポリマーは肌との密着性が高く、落とすときに洗浄力の高いクレンジング剤が必要となります。洗浄力の高いクレンジング剤はバリア機能の低下を招き、肌をさらに乾燥させます。

低刺激は当たり前!おすすめの化粧品

ヒューマンフローラ
肌表面に住んでいる常在菌を守ることに注目した化粧品です。整菌ラボシリーズは肌の善玉菌を増やすことでグリセリンも増え、肌の保湿、バリア機能の向上が期待できます。

ブルークレール
合成界面活性剤、合成ポリマー、合成着色料、合成香料などの化学物質無添加の化粧品です。使用している植物オイルもキャリーオーバーのない抽出方法で行っているので安心して使用できます。セラミド、馬油やスクワランと言った成分がバリア機能を改善してくれます。

モーニュ
敏感肌、乾燥肌用に作られた化粧品です。こんにゃくを原料としたセラミドやスクワランなどの保湿成分を配合しています。

ティモティア
セラミドやホホバオイル、スクワランと言った保湿成分が配合されているアトピー肌でも使える化粧品です。化粧水の後は症状に合わせて3種類の中から保湿剤を選べます。特にバリアバランス保湿ジェルは3種類のセラミドとスクワランが配合されている保湿剤で、オールインワンジェルとしても使えます。

化粧品を選ぶときはできるだけ合成界面活性剤などの化学物質が少ないものを選びましょう。馬油やスクワラン、セラミドなどの肌馴染みの良い保湿成分が配合された化粧品がお勧めです。

使用前にはパッチテストをしましょう

アトピー肌にお薦めの化粧品をいくつかご紹介した。どれも低刺激でバリア機能を改善する保湿成分が配合されています。とはいえ、アトピー肌に合う成分には個人差があり、万人に安心して使える成分を探すのは難しいです。使う前には必ずパッチテストで試して下さいね。

アトピー肌の増加によって以前に比べてアトピー用化粧品も増えました。まずはトライアルセットで何日か使用して、自分の肌に合うかどうか確かめてみましょう。

またアトピー肌の改善は化粧品だけでなく、生活習慣や食べ物などの改善も必要です。いくら成分の良い化粧品を使ってもそれだけでは改善できない時もありますので、生活習慣も併せて見直しましょう。