BBクリームとCCクリームの使い方、効果の違いを徹底解説!

BBクリームとCCクリームの使い方、効果の違いを徹底解説!のイメージ画像。化粧下地効果のあるBBクリームを肌にのせているところ。

「BBクリーム」に加えて、最近「CCクリーム」というものも登場してきましたね。

今や国内ブランドだけでなく、シャネルやクリニークといった一流海外ブランドにまでこのふたつが共存しているのですからびっくりです。このふたつ、何がいったいどう違うのでしょう。

今回はそれぞれの使い方や選び方についてお話しようと思いますが・・・実はBBクリームとCCクリームは、使われている成分や製造方法にそれほど決定的な違いはあるわけではありません。

乱暴にいってしまうと、メーカー側がマーケティング上、都合のいいほうにジャンル分けして販売しているというのが実情です。・・・といってしまえば元も子もないので、一般的な定義分けから、説明します。

BBクリームとCCクリームの違いとは?

BBクリームとCCクリームの使い方、効果の違いを徹底解説!のBBクリームとCCクリームの使用感を口コミしていきます。

BBクリームは、一般的には「Blemish(気になる部分)Balm(軟膏)Cream」もしくは「Beauty(美)Balm(軟膏)Cream」の略だとされています。

一説によれば、ドイツの皮膚科医が患者のために開発したのがキッカケだったという噂もあります。もともとは傷あとを隠したり、やけどのあとをカバーしたりしつつ保護する、というような意味合いだったわけです。

それが韓国で人気に火がつき、その後日本でもブームになりました。とにかくいつのまにか、「美容効果+日焼け止め+ファンデーション」の効果を兼ね備えたアイテムとして重宝されるようになったのです。

CCクリームについては、名前の由来は今ひとつはっきりしません。「Care(ケア)Control(補正・調整)Cream」という説もありますし、「Color(色) Correcting(補修)Cream」という説もあります。日本では2013年ころから売り出され始め、じわじわとブームになりました。

役目としては「下地+コントロールカラー」の効果を備えているというのが一般的ですが、ブランドによっては「美容効果+日焼け止め+コントロールカラー」だと主張しているところもあります。いずれにしても「肌色補正」を意識しているのが大きな特徴です。

しっかりしたカバー力があるBBクリーム

BBクリームとCCクリームの違いについてのコラム。BBクリームの良さについて。

さらに、まずはBBクリームについて詳しく見ていきましょう。先ほどいったように、BBクリームは、メーカーによって違いはありますが、「美容効果+日焼け止め+ファンデーション」の役目をひとつで済ませることができる、というのが一般的な定義です。

CCクリームとの大きな違いは、「ファンデーションの役割をもたせている」ということでしょう。

しっかりとやや重ための感触で、気になる部分もそれなりにカバーしてくれます。上からルースパウダーをつければ普通にファンデーションをつけたのとほぼ変わらない仕上がりです。

ただし「ブランドによって違う」ので注意!

・・・とここまで書きましたが、CCクリームもBBクリームも明確な定義がないので、仕上がりや使い心地はブランドによってまちまち。一概にはいえませんが、国産ブランドと海外ブランドでは大きな違いがあるようです。

たとえばカネボウ化粧品やコーセーといった国産ブランドの場合は、CCクリームよりもBBクリームのほうがどちらかというとしっかりしたつけ心地でメイクアップ効果は高め。ですが、シャネルやクリニークといった海外ブランドの場合は逆になっていることもあるのです。

このようにブランドによって特徴が大きく違うので何ともいえない部分もあるのですが、使い方が簡単であることは確か。美容液効果だけでなく乳液効果もありますし、しかもメイクアップ効果も高いですから、化粧水のあとはBBクリームひとつで出かけられます。

「少しの量を薄くムラなく伸ばす」のがポイント

BBクリームのつけ方は、普通のリキッドファンデーションとあまり変わりません。ただ、量を多くしすぎると厚ぼったくなりすぎてしまうので要注意。目安としてはパール粒1粒くらいですが、メーカーによって差があるので、使う前によく確認しましょう。

手のひらに伸ばしてから顔にベタっとつける人も多いですが、両頬、額、鼻先、あごの5点に転々と置いてから、少しずつ伸ばしていくほうがきれいにつけられます。伸ばすのは手でもスポンジでもかまいませんが、慣れないうちはスポンジを使ったほうがいいでしょう。

BBクリームのみで仕上げてもかまいませんが、フェイスパウダーを重ねるともちがぐっとよくなります。パウダーをつけるときはパフによくパウダーをもみ込んで、そっと押さえるようにするとうまくいきますよ。

隠したいシミや眼の下のクマなどは、パウダーをはたく前に、コンシーラーを少しつけておくとよりきちんとカバーできます。もしくはBBクリームを米粒ひとつほど手の甲に出し、指先で少しずつならしながら重ねづけすると、ある程度カバーすることができます。

落とすときにはしっかりクレンジングを

BBクリームはメイクアップ効果が高いものが多いので、1日の終わりにはやはりクレンジングでしっかりとメイクオフするのがおすすめ。

ただし、ハードなオイルタイプでなくてもOKです。マイルドなミルクタイプやクリームタイプのクレンジングでもきれいに落とせます。

質感をきれいに見せてくれるCCクリーム

BBクリームとCCクリームの使い方、効果の違いを徹底解説!でCCクリームについての良さを紹介。

CCクリームの大きな特徴は、「肌のトーンをきれいに見せてくれる効果が高い」ということ。美容効果+日焼け止め効果がある、というところまではBBクリームと同じですが、肌をカバーするというより、肌のトーンをコントロールして質感をきれいに見せてくれます。

あくまで「質感をコントロールする」ことがメインなので、「トラブルをしっかりカバーする」というところまではいきません。ですからBBクリームに比べると、仕上がりはごくごくナチュラルです。

厚ぼったい仕上がりに見せたくない人は、化粧水のあとはCCクリームのみでメイクを仕上げるといいでしょう。

逆にしっかりカバーしたいという人は、上からパウダリーファンデーションかリキッドファンデーションを重ねるとかなりメイク感のある仕上がりになります。

ただし、これも上に書いたように、ブランドによって差があります。BBクリームにするかCCクリームにするか、カバー力の違いで迷っているなら、一度サンプルをもらって試してから購入したほうが無難です。

ファンデーションと重ねて使ってもOK

CCクリームもBBクリームのつけ方とそれほど変わりはありません。基本的には化粧水のあとにすぐつけられますが、CCクリームは薄づきのものが多いので、肌が乾きやすくなることがあります。乾燥肌の人は乳液やクリームを事前につけておきましょう。

BBクリームはクリーム状のものがほとんどですが、CCクリームはブランドによっては乳液状のものもあるので要注意。

液状でも、両頬と額、鼻先、あごの5点に置いてから伸ばしたほうがきれいですが、薄くつくぶん乾くのも早いので、手早く顔全体に伸ばすのがコツです。

もちろん、CCクリームも単品で仕上げてもかまいませんが、BBクリーム同様、やはりフェイスパウダーを重ねたほうがきれい。

よりしっかりカバーしたいときや長もちさせたいときなどは、パウダーファンデーションかリキッドファンデーションを重ねるといいでしょう。

また、ブランドによっては、洗顔だけで落とせるCCクリームもあります。ただしフェイスパウダーやファンデーションと重ねて使ったときはやはりきちんとクレンジングするのをおすすめします。

BBとCC、それぞれのメリットも違います

ブランドによって違いはありますが、BBクリームのメリットは、何といっても高いカバー力。化粧水のあとは1本でメイクが済むので、メイクに時間をかけたいけれどしっかりカバーしたいという人にはおすすめです。

いっぽうでCCクリームのメリットは薄づきでナチュラル、という点でしょう。「がっちりメイクしてます!」という仕上がりしたくない人にはこちらがおすすめ。

ただ、CCクリームは薄づきとはいえ、いざときときにはファンデーションと重ねればBBクリーム以上のカバー力を出すこともできます。ですから、シーンによってカバー力に違いを出したいという人にも向いています。

BBもCCも買う前に使い心地をチェックすべし

BBクリームCCクリームは実際につかってみてから購入を考えるべし。という記事内容の説明写真。

繰り返し何度か書きましたが、BBクリームとCCクリームは、ブランドによって特徴や使い方がかなり違います。どちらも便利なアイテムであることには変わりませんが、買う前に少なくとも以下の点をきちんと確認しておきたいものです。

・形状はどうか(乳液状かクリーム状か)
・1本でどこまでの役割を果たしてくれるか
・しっとり感はあるか(肌質や好みにあっているか)
・クレンジングは必要か
・香りはどうか(無香料か、もしくは香りつきか)

大切なのは、自分の肌質や好み、そしてライフスタイルにきちんと合ったものを選ぶこと。そうでなければ快適に使うことができません。できれば買う前にサンプルをもらって、きちんとチェックするといいでしょう。

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